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たそりんご

子連れで結婚式に出席したときの過ごし方

育児

2015
7/24

[記事公開日] 2015/07/24
[最終更新日] 2017/07/08

親戚や友達が結婚したとき、自分だけでなく小さい子どもも招待されることがある。
大親友でないかぎり友達の結婚式の場合は、自分だけが招待されることが多いだろう。しかし、親戚の場合は必ず家族ぐるみで招待される。
特に血縁関係が近ければ近いほど、よほどの理由がなければ出席することになる。
そこで今回は、挙式(結婚式)・披露宴に赤ちゃん・子どもが招待されたときの過ごし方や気を付けることなどを書いていくよ。
ちなみにtasoringoは夫のいとこきょうだいがそれぞれ結婚した際、タソ1歳10か月のときと、タソ2歳4か月・リンゴ2か月のときの計2回、子連れ招待され出席してきた。
実際に出席してみて、その時に大変だったことや心構えを残しておくので、子連れで招待されていて不安な人の参考になればなと思います。

祝儀の相場

子連れの場合、ご祝儀を包む額に非常に悩むと思う。夫の親戚間ではいとこに包む額は5万円と決まっていたので、夫婦+乳幼児参加で5万円を包んだ。

じゃあ世間一般ではどうなってんの?いろいろ調べたところ、子どもの祝儀はこうなっているようだ。

大人にプラスする、子どもの祝儀の金額一覧

  • 授乳中の赤ちゃん…不要
  • 離乳食を持参(もちろん新郎新婦・結婚式場の了承済み)…不要
  • ママやパパの料理を取り分けて与えるため食事なし…不要
  • 食事はないが、花束の贈呈の予定などがあり子ども用のお土産がある場合…5000円程度の祝儀orギフト
  • お子様ランチが必要な幼児~小学生…1万円
  • 大人と同じ料理がでる中学生以上…2万円

お料理やお土産で金額が決まる

引き出物は1家族に1つなので、子どもの場合は単純に料理の金額で祝儀が増減するようだ。
招待状に子どもの名前がある場合は、出席の返事を出すときに子ども用の料理がいるかいらないかを添えてね。
祝儀は奇数の金額が基本だから、自分一人で3万円や夫婦で5万円なら、子どもが1万円足さなければならない場合は二通りの包み方がある。
単純に夫婦の名前に子どもの名前を足して、合計で包む。
それか、子ども用に別のかわいい袋で包む。
後者なら奇数の数字に合わせやすいよ。
また食事不要で祝儀がいらない場合でも、3000円~5000円のプレゼントなどを準備しておくと喜ばれるよ。

衣装は何を着せようかな?

結婚式服装

70cm以下なら男女問わず、よそ行き風のカバーオールでOK

まだ頻回にオムツを替えなきゃいけないのに、1回着て終わりかもしれないかしこまったドレスや赤ちゃん用タキシードなどは着せなくてもOK。ミルクや乳を吐いたり、オムツ漏れで汚してしまったときのための着替えを数着持って行ったほうがいい。
ただ、あまりにも英語やロゴが派手なもの・蛍光色や場にふさわしくないもの・カジュアルすぎるものは避けよう。
空調が効きすぎている可能性があるので、ブランケットやタオルケットなどのかけものも忘れずに。

幼児は、赤ちゃんよりは少しフォーマルなものを

自分で歩けるようになった幼児の場合は、存在感もあるため身なりに少し気を遣おう。
赤ちゃんのときより食べこぼしなどのリスクはあるが、ちゃんと席をもうけてもらっているので、持っている服の中で一番品のあるものを選んでね。
新郎新婦の親戚で血縁関係が近い場合、リングボーイ・ガール、フラワーガール、ベールガール、花束の贈呈などの大役を依頼されることもある。そんな時は出席が確定したときにすぐ連絡があるだろう。もちろんビデオやアルバムに永久に残るので、ドレスやスーツで臨もう。安くても品があれば問題なし。

男の子の場合

子ども用のネクタイなどネットでも安く購入できるので、1つあればあとあと役立つだろう。体が大きくなっても、そう簡単にサイズアウトしないんじゃないかな?ジャケットがあればなおGOOD。
まともな服がない・汚されるのが目に見えるから嫌というなら、幼稚園の制服をきちっとした格好で着てもいい。

女の子の場合

かわいらしい華やかなワンピースやドレスで式を盛り上げよう。リボンやフリルなどがついていたらなおいいね!
大人と同じで、白はやめておこう。こどもならOKと言う人もいるけど、式にはいろいろな人が参加する。「うわ、白着てるし。あそこの家、マナーなってないんじゃない?」と思ってる人もいるかもしれない。結婚式は、両家の新しい親戚が増える日。主役である新郎新婦の顔に泥をぬらないように、よけいなことはしないでおこう。
ちなみにうちの場合、1歳の誕生日にスタジオで写真を撮らず、ドレスをネットで買って義実家で写真を撮った。その時のドレスを着せていったよ。
靴や靴下も、できれば綺麗なものがいい。西松屋で安くソレっぽいきちんとしたものをGETした。

情報収集しておくべきこと

新郎新婦に、式場のことや注意点などをあらかじめ聞いておこう。

授乳室の場所

大抵の結婚式場には授乳室があるはずだ。
当日、式場のスタッフに聞くのもアリ。

披露宴会場で、乳児はどこで過ごせばよいか

まだ赤ちゃんの場合、ずっと椅子やパパママの抱っこで過ごすのは大変。
席次や赤ちゃんの過ごす場所など、どのような準備がされているのかを知っておくのは大切。
もしかしたら、披露宴会場内にベビーベッドがあるかもしれないし、ベビーカーを持参してきてくれと言われるかもしれない。
披露宴ベッド
リンゴ2か月で出席しなければいけなかったときは、最初ベビーカーで寝かせて過ごすと聞かされていたが、実際行ってみたら私の席の後ろにベッドが準備されていて助かった。

花束の贈呈などのプログラム参加がある場合は段取りを

どんな状況でなのか、どのタイミングなのか、ママ付き添いでなのかなどの段取りを聞いておこう。
その時間までにトイレや食事を済ませておいたり、中途半端にウトウトして機嫌が悪くならないように起こし続けなければいけなかったり…親子共々、心の準備が必要だもんね。

離乳食を持ち込んでよいか

まだ離乳食を与えている場合、持参したものを食べさせてもよいか確認しておこう。
式場によっては、メニューがあるため持ち込み禁止かもしれない。

食物アレルギー対応食はあるのか

子どもが食物アレルギーの場合、除去食にしなければならない。忘れずに伝えよう。

結婚式当日の流れ

ここからは、実際に出席してきた体験をもとに、どんな感じで参加したかを書いていくよ。
ひとつだけ言えることは、ものすごく疲れたということ。それは体力面ではなく、精神面で…
親戚や他の参列者の迷惑にならないよう、いつもの何十倍も神経をつかったからだ。
どんな感じか見てみよう。

式場に向かおう

どんな移動方法で来るかによって、自分や子どもの着替えはどうするかを考えなければならない。電車移動の場合は現地の更衣室で着替えることになるだろう。タイムスケジュールを事前からしっかりと計画しておこうね。
我が家はいつも車移動なので、私たち夫婦はもう着替えを済ませている。
幼児は普段着でチャイルドシートに乗ったほうが、窮屈じゃないし服を汚されることがない。現地の更衣室でパパッと着替えさせよう。乳児はそんなかしこまったドレスではないはずなので、いつも通り着ていけばいい。

着いたら着替えよう

幼児を着替えさせるために、更衣室に向かおう。モタモタしている暇はないし、スムーズにできるように一度シミュレーションや練習をしておくのもいい。

隙あらば授乳しよう

受付を無事終わらせ、挙式の時間まで少しあるだろう。他の招待客はウェルカムドリンクなんか飲みながら楽しくやっているだろう。
とりあえず一通りお祝いの挨拶を終えた後は、乳児がいる場合は授乳させておくのがいい。授乳のタイミングとしては、

  • 着いてすぐ、挙式前
  • 挙式後、披露宴が始まる前
  • 披露宴お開きのあと、帰る前

である。ぐずったらその都度授乳しに抜ければいいだけだが、こっそり出ていくのは気を遣うものだ。お腹いっぱいかもと思っても、一度は試しに乳首をくわえさせておこう。もしかしたら少し飲んでくれて次の合間までもってくれるかもしれない。いらないならすぐ皆のもとへ戻ればいいだけだからね。
リンゴは披露宴前の合間に1度と、披露宴中に少しぐずったので終盤にもう1度授乳した。

泣いてうるさいようなら、式場のスタッフに相談しよう

泣いてどうしようもなくなって、他の参列者に申し訳ないぐらいになったら、式場のスタッフに相談しよう。
多少うるさくても構わない人気の少ないロビーなどに案内してくれたり、多目的室のような控室のような別室を用意してくれるかもしれない。そこで少し赤ちゃんが落ち着くまでいさせてもらおう。
すぐに戻れるとは限らないし、少し場所が離れる可能性もあるので、ちゃんと同行者や親戚・家族などに、行き先を告げておこうね。

挙式

チャペル

リングボーイ・リングガール・フラワーガール・ベールガールを依頼されている場合の打ち合わせ

挙式中の演出として、親戚の小さい子どもは大役を任されることがある。
私の結婚式も、パパのいとこの子どもたち二人にリングボーイ&リングガールを、披露宴では花束の贈呈をしてもらった。
その際、リングを運んでもらうときだけ事前にリハーサルがあった。スタッフや子どもと、立ち位置や受け取り方などを軽く練習する。
ただ子どもが小さい場合は、練習通りいかないことも…
私たちの式では、姉弟で二人でリングピローを運んでくることになっていた。リハーサルではうまくできた。
しかし本番、なぜか小学生のお姉ちゃんだけが登場。後から聞いた話では、2歳の弟は控え中に裏でお姉ちゃんときょうだい喧嘩になり泣いてしまったらしい。なのでママと二人で出てこず待機し、お姉ちゃんだけの登場となった。
そんな感じでハプニングもあったが、これも新郎新婦からすればいい思い出。
もし大役を任されて失敗しても、あまり子どもを責めたり失敗したと思わないでね。
周りは案外ほほえましく見ているものだ。
でもタソがやる側になったら実際は1日中ガミガミ言ったり周りに謝りまくったけどね。笑
披露宴中の花束贈呈はタソ2回やったけど、1度もリハーサルはなかったよ。

挙式中に気を付けること

さぁ、やっと主役の新郎新婦が登場するぞ~!ウェディングドレス姿楽しみ~♪
とそんな時も、子連れ中は気を抜けない。
まず、座席は一番通路側が鉄則。静かにしなければいけないときや、普段と違う厳かな雰囲気では、よく赤ちゃんは泣いてしまう。
始まる前に寝てしまっていればいいんだけどね。こんな時に限ってうるさくなるんだな~。悲しいけど。
ちょっと雲行きが怪しくなってきたら、すぐに退場しよう。端にいると、他の人の邪魔にならずサッと短時間で抜け出せることができる。
多分もう一度入るのは難しいので、写真撮影などは同行者にお願いして終わるまで待つのもいいだろう。挙式はそんなに長くかからないから。
場合によったら、すぐ泣き止んで落ち着いた後にもう一度案内してもらえる可能性もある。必ずスタッフの指示を仰ごう。
一回目タソ1歳10か月のとき、挙式前・最中にぐずった。そしてパパがタソを赤ちゃん抱っこした状態であやしていた。その時の様子が知らない間にスタッフにより写真におさめられており、披露宴最後に流れるエンドロールのスライドショーの中の1枚に登場し、会場は笑いで包まれた。
二回目ではタソ2歳4か月に大きくなり、ききわけが良くなった。リンゴは2か月だが、時々声を出す程度で泣きはせず、後半は眠っていた。

親戚で記念撮影

親戚として出席していると、必ず写真撮影に参加する。
ここは全てスタッフにおまかせで、指示に従って並んだり移動すればいい。
機嫌が悪くて泣いてしまっても、プロのカメラマンはうまいこと撮ってくれる。
また泣き顔でも後日見返してみると、「そうそうあの時めっちゃ泣いて全然カメラ見てくれへんかったっけなー」と笑い話になる。
カメラマンがアンパンマンの音の出る人形でこちらを向かせようとしていた。タソはずっとアンパンマンを指差していて、そのポーズもしっかり残っている。

披露宴

注意する意識の9割は、子どもがガッシャーンしないように・服を汚さないように・うるさくしないように・走り回らないように気を配っている。
料理も急いで食べることになり、ママは大変。
新郎新婦より子どもばかりみることになってしまうと、せっかくの晴れ姿や料理を楽しめない。皆で協力して、楽しめるように頑張ろう!!

ご飯が来るまで

お腹を空かした幼児は、常に落ち着きがない。変な時間におやつをあげることもできない。
目の前には、キラキラ綺麗なお花や食器やグラス、テーブルクロスやナプキンなど…
触らずにはいられないだろう。
家から音のならないおもちゃなどを持参したり、席札や席次表で遊んだり気を紛らわして時間稼ぎをしよう。

お料理が来たら

披露宴のお食事
お子様ランチを準備してもらっているなら、豪華なプレートに子どもはしばらく夢中になるだろう。
その間にママもパパも自分の料理を楽しんでね。
月齢やその子の食べる量にもよるけど、大抵はかなり豪華でボリューミーな料理だろう。
タソは小食なので、2回とも残した。(残りはママとパパが美味しくいただきました)
子どもの料理も、なかなか手が込んでいるので、残飯処理に抵抗がないなら味見してみるのもいいかも。

お色直し、歓談中

交代で高砂に遊びに行くもよし、オムツが取れている子はトイレ誘導するもよし、もちろん授乳しに行くもよし。ママもこの隙に息抜きしよう。
ご飯を食べ終わって飽きてしまった子どももいるだろう。ずっと座っているのも疲れるので、ちょっと気分転換に席を外し、ロビーなどで軽く体を動かしてから後半戦に臨もう。

花束の贈呈

花束の贈呈
あらかじめ依頼されている場合は、少し前にスタッフから声がかかる。
お腹いっぱいになって眠くなってくる頃なので、大役を果たすまでは寝かさないように気をつけよう。
中途半端に寝てしまうと、機嫌が悪くなって泣き散らかされるかも…
花束を渡し終えると、新郎新婦からお返しのプレゼントが贈られる。きっと子どもも大喜び!

私はタソに「ドレスきたおねえちゃんにお花ハイしてきてな!」と催眠術のように、何度も何度も言い聞かせた。

一回目タソ1歳10か月、とっても上手に渡せました。
お返しにアンパンマンのぬいぐるみを貰って、ずっと大事に遊んでいる。

二回目タソ2歳4か月、スタッフに新婦に渡すよう言われる。「お花持てるかな?」と聞かれ、元気よく「うん!」と答えヤル気満々。
しかし…!なぜか直前になって段取りが違っていて、両サイドに新郎側の親戚の男の子二人に挟まれ、彼らがお花を持っていた。タソは手をつないで行くだけ。
「お花は?お花は?」とずっと聞き続けるタソを尻目に、そのまま進行していき贈呈終了。帰ってきてタソはションボリと「お兄ちゃんにお花取られてん…」と言っていた…笑
その日から時々、思い出したかのように花束贈呈ごっこを始めては、最後に「お兄ちゃんにお花取られてん」と根に持って言っている。
お返しはプリキュアの枕とお菓子セット。

花束は基本、新郎新婦が自分のブーケと同じように式場の花屋経由で準備するので、わざわざ事前に買ってくる必要はない。でも、手作りのお手紙や小さいプレゼントを贈ると新郎新婦は喜ぶと思うので、面倒じゃなければ渡してあげてもいいかもね。
もちろんなくてもOK。

新郎新婦へ1

これは私たちが結婚したときに、リングガール&花束の贈呈をしてくれた子(お姉ちゃんの方)がくれました。

新郎新婦へ2

一生懸命作ってくれたのが嬉しい&かわいい!!

新郎新婦へ3

今でも大切にとってあるよ。

いよいよお開き

披露宴中に眠くなったら、よほどのことでない限りは寝かせてあげてね。
非日常のイベントで子どもも疲れているはずだ。
全てのプログラムが終われば、プチギフトをいただいて退場。
帰り際は新郎新婦が見送ってくれるので、お祝いの言葉&子連れに配慮して準備していただいたことに感謝の言葉&迷惑かけてしまった場合はお詫びの言葉をかけよう。
終わりよければすべてよし!

着替えて帰ろう

更衣室で、来たときの服に着替えさせて帰ろう。お疲れさまでした!

長い一日が終わって…

パパママお疲れ様

帰るころには、子どもも親もぐったりだ。結婚式に出席するのって、本当にエネルギーを使う。
でも、めったにないいい経験になるし、子どももおめかししたり親戚皆に遊んでもらったりで楽しい思い出になるはず!
子どもを連れてくるのは大変なのは見ててすぐわかるから、非常識なことをしないかぎりドーンと構えよう。

そして子どももお疲れ様

普段お家で好き勝手過ごしている小さい子ども。知らない大人がたくさんいて、ことあるごとにガミガミ言われる。
そんな中、子どもも頑張って一日を過ごすのだ。なんせ子どもは、自分の意志ではなく大人の都合で連れていかれる。子どもも労ってあげよう。
泣いていることが多かった場合でも、終わったときは必ず「今日はよく頑張ったね!かしこくできたね!」と褒めてあげて。
ずっと泣いていたといっても、一瞬でも静かにしていた瞬間はあるだろう。お腹が空いたり、トイレに行きたかったり、眠かったり…我慢ばかりしていたはず。
大人がしんどい時は、子どもはもっとしんどいだろう。そこを認めてあげてね。

おわりに

大変だ大変だとたくさんいろいろなことを書いたけど、実際に出席すると楽しいし、あっという間に1日が終わる。
初々しい新郎新婦をみて自分たちの新婚当初も思い出す機会にもなる。
そして、バタバタ世話に追われて料理もゆっくり食べられなかったとしても、こうして今子どもと出席できることはとっても幸せなこと。
気負わず楽しくお祝いしてきてね!!