長女の "タソ" ・ 次女の "リンゴ" ・三女の " ルン " とともに、育児をもっと楽しむための情報ブログ

たそりんご

[記事公開日] 2015/07/04
[最終更新日] 2018/11/21

離乳食をすすめるにあたり、食物アレルギーの心配は避けて通れない。
ついに我が家のリンゴにも、食物アレルギーが猛威を振るった。
結果からいうと、卵アレルギーだ。
私は花粉症&メロン・アボカドで喉が痒くなる体質・パパは小児アトピー(今は治っている)で、二人ともアレルギー体質だ。タソもリンゴも肌が弱く、何かしら当たるかもしれないと思っていた。幸い、タソは問題なく進んでいき、生もの以外はなんでも食べることができる。そばは怖くてまだあげていないけど。
リンゴも恐る恐る進めていき、7か月後半で今のところ小麦・乳製品・大豆・白身魚・鶏肉・卵黄1/2は問題なかった。

2015年6月21日

この時に既に予兆が…?

この日は母とパパとタソとリンゴで外出していた。
昼食は出先で食べることになり、タソと母はパン屋のパンを買った。
私とパパはフードコートにあるラーメン(天一)を注文し、リンゴは自宅から持参した離乳食(7分粥・かぼちゃと玉ねぎを茹でたもの・シラスを茹でたもの)を食べる。
真っ先にたらふく食べ、それでも人が食べている間にも物欲しそうに見つめる。そして大興奮し、おねだりする。こんな時のために、リンゴのためにパン屋でバターロールを買っていた。少しだけちぎって、数口与えた。
しばらくすると急にオエッとなってせき込み、食べたカボチャなどが少し鼻まで逆流していた。あららーかわいそうに、と思い、落ち着いたので様子をみていた。先に食べ終わった母に抱っこされると、すぐに昼寝をした。
最近鼻水が垂れていたので、喉に流れ込んでムセたんだろうな、そして眠かったんだろうなぐらいにしかその時は思わなった。

時間差で襲ってくる魔の手

その後2時間程して帰ることになり、車の中で大惨事が起きた。
後部座席には、子ども用シートに乗ったタソと、リンゴとの間に挟まれるように母が乗っていた。
急に機嫌が悪くなったと思いきや、チャイルドシートの中で昼食べたもの全てを大量に嘔吐した。
母曰く、今まで見たことがないぐらい凄い勢いだったそうだ。そしてあまりにひどい光景と、リンゴが泣きわめくのに驚いてタソが大泣き。
胃の中が空っぽになったと同時にリンゴは機嫌が戻った。チャイルドシートは無残な姿に…実家に戻り、シートを外しリンゴをシャワーさせ、全て大洗濯。夕方はもうそれで終わってしまった。
吐ききった後はいつもご機嫌なので、この時もお昼食べ過ぎてしまったのかな・ちょっと調子悪いんかなぐらいにしか思っていなかった。
もちろん蕁麻疹などもなかったし、お昼を食べてからしばらく経っていたので、アレルギーだなんて微塵にも思い浮かばない。
まだ何回も吐くようなら救急で病院に連れていこうと思ったが、それ以降は全く症状が出なかったので自宅で様子をみた。

お腹が悪いのかもと思い、夜はお粥だけにした。もちろん問題なく食べ、それから数日間いつも通りに過ごした。

2015年6月25日

嘔吐 再び

ボーロ
お昼寝から目覚め、おやつタイム。こないだの外出で、母がボーロを買ってくれた。
本当はタソには他に駄菓子がいっぱいあって、ボーロはリンゴ用だった。でもタソが食べたがった。まぁどうせこんなにも食べられへんやろうと思い、リンゴに少し分けてあげてなと言いタソにあげた。
1口飲み込んでから次あげるように伝え、ママの監視下でリンゴはタソからボーロを貰っていた。
ちゃんと口が空っぽになってから次のボーロをあげるタソ。お姉ちゃんやなぁーと微笑ましく写真やムービーを撮ったりしていた。
すると4~5粒程食べ終わったところで突然機嫌が悪くなり、お昼ご飯の半分ぐらいを嘔吐。とりあえず服を脱がし、ゲロまみれの体をシャワーで流す。その間ギャン泣きだったが、シャワーが終わるころには落ち着いてウトウト…それから1時間ぐらいは寝た。
わぁーまた吐いたわ…と思っていたら、二の腕・手首・首回り・お腹少しにあせものようなプツプツ発疹が。今日は暑いし、さっき泣き叫んだからなぁ…でもこれアレルギーかな…と、疑い半分・信じたくない気持ち半分で様子をみていた。
またさらに1時間程して、夕食を作り始めた。リンゴは床で機嫌よくリビングを転がっていた。さぁ食べさせようと思いリンゴを見ると、ニコニコしている顔の下に嘔吐したものが!ここでボーロの卵だと確信した。
母に「多分卵白アレルギーやわ、ボーロあげたらまた吐いた。多分この前吐いたの、バターロールに卵入ってたんかも」と一応報告した。
今はすっかりケロッとしていて、プツプツもピークは過ぎて落ち着いたので、お粥と豆腐をあげた。それも一瞬でたいらげた。

体がぬくもって一気に悪化

ボーロ摂取から4時間半後。お風呂タイム。温まって顔や体の蕁麻疹がまた強くなってきた。仕事から帰ってきたパパは、風呂上がりにリンゴを受け取る時に驚愕した。
生後3か月のとき、肌荒れで塗り薬を貰いに行ったついでに一度検査してもらっていた。その時はまだ離乳食も始まっておらず、もちろん全項目のアレルギークラスは0。
「明日病院連れてってくるわ、採血してもらう。」
私たちの風呂上がり後、すぐタソとパパは入れ替わるように風呂に入る。
寝室で部屋を暗くし、寝る前の授乳をする。リンゴはなかなか寝ず、乳を飲んでいる間にもずっと顔をかきむしっている。授乳中、母から電話があり「食べれるもん減るなぁ、ボーロなんか買うんじゃなかったなぁ…かわいそうに」と言っていた。私もボーロぐらいいけるやろと思っていたけど、あんな吐くほど強いんだとションボリ。ごめんねリンゴ。
なんて話していて、電話を切ってもずっと顔をかき続けている。
暗くてよく見えないので、再びリビングに連れていくと…蕁麻疹同士がひっついて大きくなり、盛り上がって虫刺されみたいになってきていた。

救急搬送

お風呂に入っているパパとタソに「なんかさっきよりどんどんひどくなってきてるから、今から病院連れていってくるわ。タソとお留守番しとてな。」と伝える。
今救急でやっている病院を聞くために、#7119の” 救急安心センターおおさか ” という番号にダイヤルする。そこで患者の年齢や症状・住所などを伝えると、近隣で今診察してくれる病院を3件程リストアップしてくれる。
しかしそこで教えてもらった病院は、聞いたこともなく行ったこともなく、もちろん評判も知らない堺市の病院3つだった。そこに出るまで最低30分以上はかかるだろう。
「もっと南側や泉州の近場でないんですか?」と聞くが、「ここではこれ以外の情報は挙がってきていません。もし急ぐようでしたら119番にかけてください。」と言われた。
そんな話を4分している間にリンゴが大泣きし始め、顔が腫れて瞼もほぼ開かないぐらいに別人になっていた!!!これはヤバい!!!!!!直感で思った私は、そのまま119番にコール。状態を伝えると「分かりました、今から救急車を向かわせますので、外に出て誘導してください。」とすぐ応じてくれた。
パパに留守番を頼み、保険証と財布と携帯だけ持ってマンションの外へ出る。
消防署の近所だったので、電話を切ってから5分で救急車が来てくれた。そして車内で母に電話し、あの後救急車呼ぶことになってしまったから帰りに迎えに来てほしい旨を伝えた。
何の腐れ縁か知らないが、その曜日の小児救急の輪番病院は私が以前働いていた元職場であった…

アレルギーの薬で落ち着く

病院に着き診察してもらうと、やはり卵アレルギーだろうとのこと。医師は「何でか分からないけど、卵ボーロってアレルギーが出やすいんですよ…」と。
とりあえず内服薬1日分と、蕁麻疹に塗る軟膏を出してもらい、明日また外来受診するよう言われ母と帰宅。
帰ってきて薬を飲ませ、リンゴは痒みのピークが過ぎたのか、温まった体が涼しくなってきたのか、スヤスヤ寝始めた。
アナフィラキシーショックにならなくてよかった。

2015年7月3日

アレルギーデータ

1歳まで卵の除去食

救急の翌日、小児科外来で再診し、改めて採血をしてもらう。
そして一週間後に検査結果を聞きに行った。
やはりアレルギー体質であった。アレルギーのクラスは0~6までで、数字が大きいほど強い。

  • 卵白:ぶっちぎりで高く、4
  • 卵黄:食べられたけど、2
  • オボムコイド:火を入れても食べられない、3

とりあえず1歳のお誕生日までは完全除去で様子をみることに。

そのほかにも、牛乳が2・小麦が1でハウスダストやイヌのフケなど…持ってる持ってる。
牛乳や小麦に関しては、牛乳寒天や粉チーズ・うどんやマクドのバンズなどを食べてもなんともなかったことを伝えると、それらは症状が出ていないので食べ過ぎないようになら食べてもいいそうだ。

アレルギーとうまく付き合おう

1回なってしまったものは仕方ない。あんな悲劇が起こらないように、食べなければいいのだ。茹で卵で卵白を食べさせてたら、もっとひどくなってたかも。
卵を使った料理やお菓子って、おいしいし栄養満点だから食べられないのはかわいそうだけど…まだ味を知る前でよかったのかな。
耐性ができたり消化機能が整ったら、少しずつ食べられるようになるのを夢見て…
ママが卵なしでもおいしいご飯を頑張って作るからね!!
大豆・お肉・お魚のヘビロテはしばらく続きそうです。

この1週間だけでも、原材料表示とにらめっこする癖がついた。
もうそんなに苦じゃないな。どんなものが入っているのか知るのも楽しいし、卵がないときは宝探しの気分で「やったぜ☆」と思うし。笑
これからアレルギー対策の記事も書いてみようかな。

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