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たそりんご

卵アレルギーだったけど、マヨネーズ摂取可能まで進んだ

絵日記

2018
11/21

[記事公開日] 2018/11/21

リンゴが0歳7ヶ月のときに発症した卵アレルギー。
少しずつアレルギー値のデータも改善していき、前回の記事では卵の負荷試験もパスすることもできた。
それから3ヶ月に1度のペースで外来受診し、卵を少しずつ食べていき、
どの食べ物をどの程度摂取し、症状はどうかなどの確認をしていた。

採血データの推移

実際に食べてどのくらいの量で症状が出るかも大事だが、
やはり採血上でも観察は続いた。
最後にブログで公開したデータは、1歳5ヶ月の時点だったので、
その値と比較していこう。
ちなみに平成30年11月現在リンゴは4歳0ヶ月なのだが、最終採血したのは約1年前。

検査項目・クラス(測定値)

1歳5か月 2歳11か月
卵白 クラス3(15.1) クラス2(1.53)
卵黄 クラス2(1.76) クラス0(0.21)
オボムコイド クラス2(2.61) クラス1(0.36)
牛乳 クラス0(0.28) クラス0(0.10未満)

卵白が一桁少なくなっているのと、卵黄に至ってはクラス0にまで陰性化している。
そして難儀なオボムコイドはあと一歩のクラス1。0.台にまで下がったのは嬉しい知らせ。
やはり成長に応じて数値が下がっていってるので、希望が出てきた。
ここでアレルギー持ちの場合、食物の値は下がっていく傾向だが、ハウスダストや花粉などの他のアレルギー値が上がっていき、
鼻炎や喘息などそちらの症状に移行していくことが多いらしい。
ちなみにリンゴも例外なく先述のハウスダスト系が上がっていっているので、
アレルギー体質なのは変わらないようだ。
でも食べ物が下がっているから十分ありがたい!!!

卵アレルギーの子は卵が嫌い!?

少しずつ食べる量を増やすよう主治医からお達しがあったが、
リンゴは長年卵を排除してきたためか、はたまた卵を食べると嘔吐したりしんどくなったり口が痛くなったりしていたためか、
すっかり卵が嫌いになってしまっていた。
「もう大丈夫ってお医者さん言うてたから、食べてみぃ?」と言っても、
「リンゴちゃん卵嫌い。いらない。」と言って食べ進めることができない。
洋菓子や何かに混じって分からない卵は、普通に食べるし何も症状は出ない。
しかし、明らかに卵使ってます〜という料理は、一口食べて残してしまう。
例えば、卵焼き・目玉焼き・ゆで卵を始めとする ” 卵そのまま系 ” 、オムライスの上に乗っている卵(オムレツ部分)も拒否するため、
リンゴだけチキンライスにして食卓に出す。(楽でいいけど)
職場の同僚①の子どもちゃんも昔卵アレルギーで、小学生の今は生卵以外は食べられるようになったが、
卵は嫌いで食べてくれないと言っていた。

食べられるようになったもの、怪しい症状のもの

茶碗蒸しは大量に食べることはないが、数口食べておしまい。プリンは小さいものなら8割程度食べ、症状は何もなし。
シュークリームのカスタードは大丈夫。
しかし一度、溶連菌発症の前日に ” りくろーおじさんのチーズケーキ ” を1カット食べて3時間ほどして嘔吐したので、
溶連菌の症状なのか卵アレルギーの症状なのか分からず、それ以降りくろーは怖くて食べさせていない。
その後主治医に尋ねると、「検査の値からしても、もう卵アレルギーのせいではないと思うけどなぁ」というコメントだった。
今度リベンジしてみよう。

その時も一応、体調が良いと思って食べさせたんだけど、結果的に翌日熱が出て溶連菌発症したから、
嘔吐は不可避だったんだけどね。

2018年6月(リンゴ3歳7ヶ月)

ついに主治医から、「そろそろマヨネーズも味見程度に試していってもいいよ」と…!!
マヨネーズは、生卵(卵黄)を使用しているため卵アレルギーの場合は禁忌なはず。
それ食べていいの…?負荷試験の時のような、不思議な気持ちになった。
今まで避けていた ” 毒 ” 扱いしていた生卵の仲間を食べても良いよって言われても…
とりあえず物は試し。主治医が良いって言ったんだから、やってみよう。

普通のマヨネーズ、挑戦!

普段はマヨドレを使っているので、とりあえずメインは変わらずマヨドレを使用。
そして、ある日ついに普通のマヨネーズをイクラの卵1粒分だけ出して食べさせてみた。
ドキドキしながら夜を過ごし、何事もなく朝を迎えた。
リンゴのマヨネーズデビューはあっさりとクリアしていったのだった。

少しずつ量を増やしていく

次の3ヶ月後の受診の間まで、機会があればマヨネーズを一粒乗せていくことを繰り返し、
3回ほど何も起こらないことを確認し、次から2粒、3粒と量を増やしていった。
リンゴもマヨネーズは好きなようで、マヨドレもマヨネーズも拒否せず(むしろ好きな方)食べる。

そして4歳になった今、マヨネーズは1食につき合計5cm程食べることができるようになった!!
ボーロやパンで蕁麻疹・嘔吐していたリンゴが…
原材料の表示とにらめっこしたり、外食でも気を遣ったり、
面倒だった除去食を徹底していた日々を過ごしている間は、本当にいつの日か食べられるようになるのか疑っていた。
卵が少しでも入っていたら命取りだったあの頃。
今はサラスパもスーパーのお弁当に入っている程度の少量なら食べられるようになったし、
リンゴ自身も食べれられるものが増えて嬉しいだろうし、卵って栄養価が高いから
卵を取り入れることで成長の面でもメリットが多い。

終わりに

職場の同僚②の息子さんで、成人したけど残念ながら卵アレルギーが治らず、
エピペン(アナフィラキシーショック時に使用するアドレナリン)を携帯している子もいる。
その子によってアレルギーはどう変化していくかは分からない。
離乳食を始めてからは3年は長く感じるかもしれないが、根気よく付き合っていくと希望が持てる。
これからもまだ生卵は引き続き禁忌のままだし、給食も一応アレルギー指示書を書いてもらっているが、
我が家のケースではめでたく克服したということで、ここに報告します。

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