子どもって、大人の持っているものを使ったり、やっていることを真似したがる。
それは健全な発達であって、どんどん成長していく過程では必要なことだ。
でも危険なこと・危ないもの・まだ対象年齢には早すぎることがある。
その中で今回は” ハサミで紙を切る “という欲求を満たしてあげるために、子ども用のハサミを使ってみた。
” それいけ ! アンパンマン はじめてのはさみ ”
やっぱりなぜかアンパンマンを自然と選んでしまっている自分がいる。
1.5歳から使えるみたい。
サイズ感
小さい手にぴったり。親指用の穴と、人差し指からさきの指用の穴は大きさが違うので、間違えて入れることはない。
これは右利き用だけである。
刃がない
他のハサミと大きく違う特徴は、何と言っても” ハサミなのに刃がない “のだ。
樹脂でできていて、平らになった面と面を交わらせて切る。
そしてその特徴のおかげで、紙以外のものは全く切ることができないのだ。
衣類・人や人形の髪など、子どもがハサミで切りたくなるようなものは切れないので、勝手に使ってしまったとしても安心。
先も尖っていないので、万が一刺さっても被害を抑えることができる。
奥のほうで切る練習
このハサミの目的は、ハサミの正しい使い方を学ぶものだ。
子どもって、ハサミは先でチマチマ切る癖ない?
本当はしっかり広げて、奥まで紙を差し込んでから細かく少しずつ切っていくと綺麗に仕上がる。でもなかなかしっかり広げるのは難しいみたい。
このハサミは、突っ張り棒のようなスプリングがついている。
このつっかえのおかげで、先でチマチマすることはできないので、正しい切り方を身につけることができる。
紙が切りにくい
そしてこのハサミは、安全性を重視していてわざと切れにくくしてあるがゆえの悩みがある。
はっきり言おう、このハサミで満足に紙を切れると思ってはいけない。
紙が薄すぎてもだめ、厚すぎてもだめ。大人も子どももイライラする。
工作をしようと思って普通にハサミとしての機能を求めているなら、刃のついたものを買うべきである。
私はタソが2歳2か月のときにハサミを使う前段階として、危険のないものをあえて選んだので仕方ないが…
まぁここまで切りにくいとは思っていなかった。
それでも器用に切れるようになりました。終わった6月のカレンダーを切ってます。
まとめ
- 安全最優先
- 大人の真似をしたがるのを満足させる
- 練習の前段階
- 紙以外のものは切られたくない
これらが目的なら買ってもいい商品。
タソはもう切っていいもの・悪いものの区別もついたし、ハサミは危ないから大人のは使ってはいけないことも知っている。さらにこのアンパンマンのハサミを使う前にも私に許可を得ることができるようになった。
なので、そろそろちゃんと紙が切れるハサミを新しく買ってあげようかな。
大体ハサミって紙を切るための道具なのに、わざわざ ” 紙が切れるハサミ ” とか言わなきゃいけないのもおかしい話だけどね。
以上!