長女の "タソ" ・ 次女の "リンゴ" ・三女の " ルン " とともに、育児をもっと楽しむための情報ブログ

たそりんご

赤ちゃん・子ども連れで、ホテル・旅館などの宿泊先での過ごし方

育児

2015
6/29

[記事公開日] 2015/06/29

赤ちゃん・こどもとの初めての旅行。いろいろ調べることがいっぱい!
旅行での持ち物・移動手段・スケジュール・宿泊先での過ごし方などを全4回に分けてご紹介しています。
旅行シリーズの第四回目、ついに最終回です。
宿泊施設(旅館・ホテル)ではどんな感じで過ごすのか、何に気を付ければよいのかなどを載せていくよ。

チェックインしよう

travelロビー
長旅が終わり、宿のロビーに着いた時ほどホッとすることはないだろうね。パパなどの代表者がチェックインしにいっている間、子どもたちとのんびりロービーで休憩しよう。
待ってる間は、くれぐれも荷物と子どもはセットで行動すること。
はしゃいでいろいろ見て回りたい気持ちもわかる。荷物が重くて持ち運べないなら、子どもを目の届く範囲にいさせよう。
子どもについていくなら、仕方ないけど荷物も持っていこうね。
もちろん同伴者が多いなら、二手に分かれて見張りをするなら問題なし。日本の場合は治安が良いことで有名だが、油断は禁物。荷物が置き引きされる・子どもがいなくなることだけは避けたい。
その他には、荷物を置きっぱなしだと他の人がそのソファなどに座れなくなるし、子どもを放っておいて他の宿泊客の迷惑になったり、宿の備品・売店の商品などを破損してしまってもいけない。
ほんの数分だけ、保護者と子どもはゆっくり待っておこうね。

避難経路を確認しよう!

自分の泊まる場所に行くまでに、避難経路などを確認しておこう。部屋のドアや廊下などに大抵は地図が載ってある。いざというときに、すぐ逃げられるようにイメージトレーニングしよう。エレベーターは使えなくなることが多いので、非常階段の位置も把握するべし。
これは子どもとの旅行に限らず大人にも言えることだが、大人は自分の命は自分で守ればいいだけである。子どもとの行動は何倍も手がかかるので、スムーズに移動できるようにしたいところだ。

お部屋に入ろう

さぁ今日の寝床・くつろぎ空間だ。旅行の楽しみの半分を占めるだろう。温泉宿ならもっと楽しみの度合いが大きいね。
和室なら途中で旅館の人がお布団を敷きに来る。荷物は邪魔にならないところにかためて置いておいておこう。貴重品は金庫に入れるか、肌身離さず持っておくこと。
さぁ好きなようにくつろごう★ご飯の時間は忘れないでね!

近所を散策してみよう

travel散策
宿の近辺には、ちょこちょこと楽しめるような場所があるかもしれない。フロントでオススメポイントを聞いてみよう。
また、行き当たりばったりで散策するのも楽しい。うちは琵琶湖周辺に宿泊した際、近所には何もないだろうなぁと思いながらドライブしていたら、大きい公園があってたくさんの遊具でしばらく遊ぶことができた。

ご飯を食べよう!

travel夕食
ご飯の時間は、かなりの確率でチェックイン時に2部制を選択できるか、決まっている時間を告げられる。もしくは宿泊予約をとる際に、あらかじめ選んで決める場合もある。
どちらにせよ、決まった時間に行くようにしよう。食事の準備の都合や、他のお客さんの準備に差し支えてしまうからね。
特に子どもは予定外のことがよく起こる。急にトイレに行きたくなったり、機嫌が悪くなったり、食事会場までの道中に寄り道したり、5分で行ける距離なのにテンションが上がりきってふざけまくって、10分以上かかることも。余裕をもって行動しようね。
時間まで2時間以上ある場合は、先にお風呂に入ってしまうのもアリ。慣れない場所なので、いつも家で入るときにかかる時間より早くで出れる可能性は低いので、時間配分はよく考えてね。

また、旅行前日までには、食事処に子ども用の椅子や食器などがあるかネットでホームページや口コミ・行ってきた人のレポートを読んだり、直接旅館に電話するなどして情報収集しておくと安心だ。まぁ今は無いほうが珍しいかもしれないけど。

ある一定の月齢になるまでは、宿泊費にこどもの料金がかからない代わりに、布団もない・食事もない。赤ちゃんの場合は離乳食を持参し、幼児の場合は大人のご飯をとりわけてあげよう。
食物アレルギーの子がいる場合は、ご飯のメニューにアレルゲン物質が使われていないか確認してから分けてあげよう。また自前で子ども用の食事を持ち込みたい場合は、マナーとして事前に必ず宿の人に確認してからにしよう。もしかしたら持ち込みお断りのところがあったり、こどもメニューが別料金で置いてある場合もあるからね。

我が家の食事時の失敗例

うちが某全国チェーンの格安旅館に泊まったときのことである。
チェックイン時に「食事は18:30~20:00に来てください。1時間半制です。」という説明を受けた。
けっこう時間に余裕があるなぁ…と思い、お風呂に入ってのんびりしているうちに、18:50ぐらいに食事会場に到着した。バイキング形式で、好きな時に好きなだけご飯が食べられる。まずタソのご飯をとりに行き、食べさせはじめる。
さぁ私たちも食べるぞ~と張り切っていたら、普段食べ物屋さんで大人しいリンゴがぐずりはじめる。しばらく抱っこして機嫌をとる。そうこうしているうちに、タソが「う○ち…」と言い出した!!お腹が活発になって、腸まで元気になってしまったんだね…
そこで片方がタソをトイレに連れて行き、片方がリンゴをあやす。リンゴの相手をしながら、合間合間にチマチマご飯をつつく。
帰ってきたタソは、不発に終わったそうだ。食事再開してしばらく、また「う○ち…」おいおいおいおいおい!!出ぇへんのちゃうんかい!と思っても、連れて行くしかない。
また席を外したパパとリンゴ。私はグズるリンゴに限界を感じ、乳をやりにいく。もうテーブルには誰もいない状況だ。
部屋の鍵だけをもって、係の人に「ここ誰もいなくなりますが、まだ途中なのであとで帰ってきます。置いといて下さい!!」と言い残し、授乳しに行った。

ここまで30分以上、まともに食べられないまま無駄に時間をロスをした。
さぁゆっくり食べよう…やっと私とパパはご飯にありつけ、タソはデザートタイム。リンゴも静かになった。1回おかわりをし、2杯目の途中ぐらいを食べているところで係員がやってくる。
「恐れ入りますが、完全入れ替わり制のため、残り10分ですのでご協力お願いします。」
はぁーーーー!?!?!?完全入れ替わり制!!??それ先言うとけや!!!!!!!!!普通バイキングって食べ終わったら次々人来るんちゃうの!!?!?
「食事は18:30~20:00に来てください。1時間半制です。」って、18:30に行っての1時間半?この中で来た時間から1時間半じゃなくて?
そんなんグチグチ言うてる時間はない、貴重な残り10分だ。
係員にお願いして、「それ知らなかったし、いろいろあって食べたくてもあまり食べられなかったんです。少しだけいててもいいですか?食べたらすぐ帰ります。」と伝えると、いいですよと言ってくれた。あぁ良かった。
でも他のテーブルにも言って回って、5分前になったら皆帰らされていた。
従業員が片付けをして、食材を山盛り追加して、次に備えていた。いるのは私達一家だけで、パパは既にごちそうさまをしていて私待ちだ。罪悪感がハンパない。そんな中でゆっくり食べられるわけがない。
まだお腹はいっぱいじゃないけど、渋々退席。そして20:00~21:30の客がバラバラと入ってきた。この時間帯も、時間差で遅れてくる人がいた。入れ替え制って知らない人が多いかもね。
受付で説明不足だったんじゃないか?と不信感をつのらせる半面、ちゃんと詳しく聞き返さず勝手にバイキングレストランのようだと思いこんだのも悪かったのかなとも考え…後悔と不満足感だけが残る食事だった。
ご飯の制度は、宿に詳しく聞いておこうね…泣

季節ごとのお楽しみ

寝るまでの間に、こんなこともしてみたら楽しいかもね。
きっとこどもも喜ぶよ。

春…夜桜鑑賞
初夏…蛍鑑賞
夏:手持ち花火で遊ぶ
秋:ライトアップ紅葉鑑賞
冬:小さな雪だるま作り

などなど。小さいイベントだけど、寝る前に一歩外に出てみるのもアリ。
夏は暗くなってから海や川に近づかないこと。どんなに気を付けていても、悲しい事故が起こる可能性は0%じゃないからね。
冬は湯冷めしたり風邪ひいたりするので、あまり長時間出歩かないようにしよう。
他に何か楽しいことがあればtasoringoにも教えてねー。

温泉・お風呂に入ろう!

温泉・お風呂も楽しみなイベントの1つ。おうちとは違う大浴場、お肌つるつるになるお湯、売店で売られている化粧水や石鹸などのお試しサンプル、日本人に生まれてよかったと改めて思う露天風呂…たまらんね。
子連れは少し大変だけど、親子で楽しもう!

男の子は男湯、女の子は女湯

特別な事情が無い限り、この条件は本当に守るべきである。まだママしか絶対ダメな、自分で歩けないぐらいの赤ちゃんなら、男児をママが女湯に連れて行くのはOKだろう。逆はまぁないだろうけどね。
ある程度大きくなると、他のお客さんの中ではいくらこどもでも異性の子どもは嫌だと思う人がいるかもしれない。私のような図太い神経で、なんとも思っていない人もいれば、自意識過剰で(失礼)男児に体をじろじろ見られていると思うのが嫌な女性もいるだろう。特に思春期の若い子とかね。
ぶっちゃけ、各都道府県の条例ではしっかり年齢制限が決められている。これは絶対に守ろう。
宿によっては、条例より厳しくした条件を独自に” この身長を超えると異性の入浴場に入ってはいけない “と定めているところもある。私が昔見たのは、遊園地のアトラクションのように実寸大の看板が置いてあって、身長制限をしていた。
個人的には、小学校に入ったなら異性の浴場はやめてあげてほしい。プールの授業の着替えですら、1年生でも更衣室が分かれているぐらいだからね。よその子どもで異性が入っていたら、子ども同士も嫌なんじゃないかな?

そして絶対にやってはいけないのは、いくつであれ女児を男湯に連れていくこと!!!!これ本当、自分の子どもを守りたいなら絶対だめ!!
そりゃぁ姉妹のママで、自分にばかり負担がかかってパパと手分けしたい気も分からないでもない。家ではうちも実際に、タソはパパ・リンゴは私が風呂に入れている。
でも不特定多数がいる大浴場では話が違う。どんなに大変でも、何回もお風呂に入らなければならなくても、タソもリンゴも2回にわけて私が女湯に連れていっている。ある程度リンゴが大きくなったら、2人同時に連れていく。
世の中にはびっくりするぐらい気持ち悪い性癖をもっている人がいるよ。皆言わないだけ。ロリコンは犯罪に発展していることもあるので、私は断固否定派である。
女児の裸を見て大興奮するオッサン。あなたの子どもが見られていたらどう思いますか?パパといるので、実際に何かアクションを起こしてくることはないだろう。ただ見ているだけです。裸を。でもそれは性的な目線でです。赤ちゃんでも幼児でも関係ありません。私やパパは、タソやリンゴがそんな目で見られてあれこれ想像されるのは絶対許せない。

いつ入ろうか

travel風呂上がり
ご飯の項目でも軽く触れたけど、ご飯の時間まで大分時間があるなら、先に入ってしまってもいいね。
ちなみにこれは子連れ関係ない豆知識で日常生活にも言えることだけど、お風呂に入ってからご飯を食べるのは体にもいいし、食欲も増す。
逆に、ご飯を食べて休憩せずにすぐお風呂に入ると、せっかく消化器官に血液が集まっているのに、お風呂に入ることで血行が良くなり、全身・特に体の表面に血液が集まってしまう。そのため消化が遅れてしまうよ。
お酒を飲む人も多いだろう。アルコールを飲んだ後にお風呂に入るのは本当に危険だからやめようね。循環器系や脳血管に負担がかかるし、脱水になるし、酔って転ぶし、百害あって一利なし。そんな中で子どもを注意深くみれるわけがない。

時間の関係で、ついてすぐご飯にしなければいけない場合もあるだろう。
そんな時はお風呂まで間をあけて、食後30分~1時間ぐらいはゆっくりしてからの方がいいと思うよ。

赤ちゃんがいる場合は臨機応変にね。いつも決まった時間や、ご飯の後で寝る前にお風呂に入る習慣があるなら、できるだけ日常に近づけてあげよう。入眠のタイミングがずれてしまったり、混乱してしまう。
ちなみに我が家の日常は、ご飯の後にお風呂パターンである。時々公園で夕方までドロドロになって遊んで、先にお風呂にすることがある。そんな時は必ずリンゴが勘違いして、まだ18:30とかご飯前とかでも、乳を飲んで2時間程深く眠ってしまうことがある。
時間が許すなら、いつもの時間にいれてあげてね。
ママはゆっくり入れなくてもいいのだ。大抵深夜も大浴場は開いていることが多いので、子どもたちが寝静まってからパパに留守番を依頼して、その時にゆっくり入ろう。私はこの時間が1番の楽しみ。
※絶対に子どもだけで部屋に寝かせておかないこと!!!!!何かあってからでは遅いよ!!※

設備はどうかな

赤ちゃん連れの場合、ベビーベッドがあるとお着替えが楽。赤ちゃんはもちろん、ママが着替えている間も安心して着替えられるね。
ベッドない場合は、椅子やベンチは必ずあるはずなので考えながら活用しよう。

歩ける子どもなら段差が多い場所は注意。濡れて滑りやすくなっているし、温泉だと成分によっては結晶化や石灰化してさらに滑りやすくなっているだろう。必ず目を離さないようにね。

一人で誰にも手伝ってもらえず、赤ちゃんをかかえたまま洗うのはほぼ不可能に近い。
しかも家ではなく、勝手も違うし知らない人が大勢いる。
そんな時はバスチェアを持参するのもオススメ。

関連記事:お風呂を安全に素早くいれるには? ソフトバスチェア スプラッシュ

おやすみなさい

就寝時間も、できるだけ普段と同じ時間になるのが望ましいけど、旅行の間ぐらいは遊んで少し遅くなってしまうことも多いだろうね。それでも、翌日の起床時間や観光スケジュール、帰路に備えての体力回復を忘れちゃいけない。疲れを残さないように、できるだけ早く寝かせてあげよう。
お布団が人数にカウントされていない赤ちゃんには、添い寝用のこんな便利グッズもあるよ。

関連記事:添い寝中に赤ちゃんを守る ベッドインベッド

travelおやすみ

慣れない環境だし、テンションによってはなかなか寝てくれないこともあるだろう。根気よく寝かそう。寝てしまえば、大人はそれからいくらでものんびりできる。
お風呂に入りなおすもよし、酒盛りを始めるもよし、SNSにリアルタイムでアップするもよし、子どもと一緒になって即寝するもよし。笑

おはようございます

朝食ありのプランなら、指定された時間までに必ず起きよう。
私はいつも早めに起きて、朝風呂に入りに行く。宿によっては、男湯と女湯を入れ替えて、前日に入れなかった方に入れるようになってることもある。チェックアウト前に入るとバタバタするので、朝がオススメ。

朝食を食べよう

travel朝食
朝食付きなら、時間厳守で食べに行こう。ホテルの朝食って、なんでか分からないけど普段の晩ごはんぐらいの量をペロリと食べられる。いつもなら朝こんなに食べられないだろうに…不思議。
朝食なしなら、持参したものをお好きな時にどうぞ。

身支度しよう

ご飯が終わったら、チェックアウトに向けて身支度を始めよう。
歯を磨いたり、ママは化粧したり、子どもはトイレを済ませたり。チェックアウトが遅めでも構わないなら、テレビでも見ながらのんびりすすめていこう。
荷物をまとめるとき、持ってきたものが全てそろっているかも忘れずに。
最初に荷物を一か所にかためて置いておいてから、部屋を綺麗にキープできているなら、忘れ物もないだろう。洗面台なども忘れずにチェックしようね。ゴミもまとめよう。
ちなみに我が家は一回、リンゴの綿毛布を忘れてきたことがある。自分で買ったものならもう別にそのまま放置してても良かったんだけど、母がタソが赤ちゃんのときに買ってくれたものなのでわざわざ取りに帰ったよ。配送でも良かったんだけど、観光してからの帰り道だったので寄ることになった…

チェックアウトしよう

ロビーでまた代表者が精算とチェックアウトをしている間、おとなしく待っておこう。
多分子どもは、ロビーの新鮮さは失われているはず。チェックインのときよりは活動が穏やかだろう。
さぁ旅も残りわずか。最終日も楽しんでね。

おわりに

ざっとこんな感じで過ごします。想像できたかな?今回もちょっと長かったね。笑

これで子連れ旅行のシリーズもおしまい。
大変だけど、その分楽しいし思い出深い旅になるよ。
ハプニングも今となっては笑い話。ハプニングはいいけど、事故やケガだけは起こらないようにね!!
旅で子どもも成長する。家族の絆も深まるし、気分転換にもなるので、大いに旅行して下さい。

それでは、良い旅を♪

旅行シリーズ
第一回:赤ちゃん・こどもとの旅行で必要な荷物・持ち物リスト

第二回:赤ちゃんやこどもと電車・新幹線・車・飛行機・フェリーで旅行しよう

第三回の前編:赤ちゃん・こどもと旅行するには、無理のない計画を立てよう
第三回の後編:赤ちゃん・子ども連れの旅の7例(我が家の記録)