小さい子は文字が読めないため、耳からの情報で言葉をどんどん覚えていく。大人から、保育所や幼稚園の先生・お友達から、テレビから、おもちゃから…言葉のシャワーを浴びれば浴びるほど、どんどんボキャブラリーが増えていく。
特におしゃべりな大人に囲まれて育ってきた子は、びっくりするぐらいたくさん喋り、「それ本当に意味分かって言ってるのかな?笑」というような面白い言い回しや表現、そっくりそのまま会話を覚えていたりすることもある。
周りにおしゃべりな大人達がいなければ、ママやパパがたくさん語りかけなければいけない。
特に大変なのが、日中は子どもとしか過ごさない専業主婦だ。子どもに合わせて喋っていると内容もそんなに濃いものではないし、日常生活で使う言葉しか触れる機会はない。
そんなときに楽しくたくさん言葉を教えてくれるおもちゃがあるよ。
” アンパンマン にほんご えいご ことばを育む おしゃべりいっぱい! NEW ことばずかんDX ”
対象年齢は3歳から。
電源は、ペン側に単4電池を2本使用する。
エネループが大活躍!
そしてこの図巻、日本語だけでなくて英単語も喋るのだ!!
大人も勉強になるね。
大きなアンパンマンの表紙に、かわいいアンパンマンのペン
この図巻は付属のペンで絵や文字をタッチすると、ペンから音や言葉が鳴る仕組みになっている。
表紙には立体的な大きなアンパンマンがいる。閉じているときは取っ手を持って持ち運びができる。
ちなみにこの表紙にもセンサー対応していて、絵や文字をタッチすると喋る。
蓋を開けてみよう。
アンパンマンのペンが窪みにはまっている。ここに収納して表紙を閉じれば、中からペンが出てくることなくしっかり固定できる。しかも表紙にかわいいペンが見えるようになっている、
ボタンは3つだけ
電源スイッチ
上の赤いスイッチを上にスライドすると、電源が入ってアンパンマンが商品名(タイトルコール)を喋り、アンパンマンのマーチが流れ出す。
スイッチを下にスライドすると、電源が切れる。
ことばきりかえスイッチ
この図巻は日本語・英語両方の単語を喋ってくれる。しかも英語はネイティブの発音でペラペラ。
日本語に飽きたら英語図巻に早変わりするので、いくつになっても活躍する。
スリープ状態からの復帰ボタン
電源をつけたまま60秒放置すると、ペンからアンパンマンの声とマーチでアピールしてくる。
それでも放置し続けると、もう一回60秒後に同じようにアピールしてくる。
さらにそれでも放置すると、3分後にはスリープ状態になる。
そこでこの真ん中のボタンを押すと、スリープ状態を解除することができる。
なんか意味ありげなボタンだけど、それ以外の役目はない。
音量の変え方
ペンのボタンはこの3つだけだと説明した。じゃあ音量はどうやって変えるの?
このペン、最初はめちゃくちゃデカい音から始まる。電池の消耗をおさえるためにも、好みの音量まで下げてみよう。
やりかたは簡単。表紙をめくったすぐ裏に、音量を変えるページがある。
このマークをペンでタッチすると、音量を上げたり下げたりすることができるよ。
全部で47ページもあるよ
もくじを見てみると、ズラーッとページのタイトル(見出し?)が書かれてある。その数なんんと26項目!ページは全部で47P。
もくじ
- せいかつ・いちにち…4・5
- まち…6・7
- こうつう・のりもの…8・9
- どうぶつえんのいきもの1…10・11
- どうぶつえんのいきもの2…12・13
- すいぞくかんのいきもの…14・15
- いえのなか1…16・17
- いえのなか2…18・19
- がっこう…20・21
- きせつ…22
- しごと…23
- しぜん…24
- むし・みずべのいきもの…25
- やおやさんとくだものやさん…26・27
- いろいろなおみせ…28・29
- コンビニエンスストア…30・31
- コンサートホールでえんそうかい…32・33
- レストラン…34・35
- パンこうじょう…36・37
- ゆうえんち…38・39
- かお…40
- からだ…41
- いろ・かたち…42
- かず…43
- アルファベット…44・45
- あいうえおひょう…46・47
インデックスラベルも触ってみよう
ページの端っこに、インデックスラベルのようなものが出ていて、開けたいページをめくりやすくなっている。
そのラベルにもペンのセンサーがついていて、ラベルをタッチするときちんと喋ってくれる。
気になるものはどんどんタッチしよう
ページをめくると、カラフルな絵がたくさん!全ての絵にひらがなかやカタカナで名前が書いてあって、いろいろなキャラクターが読み上げて教えてくれる。
喋るキャラクターは以下の通りだ。
- アンパンマン
- ばいきんまん
- ドキンちゃん
- メロンパンナちゃん
- カレーパンマン
- しょくぱんまん
- クリームパンダ
- ジャムおじさん
- バタコさん
- チーズ
- カバおくん
文字の入っていないキャラクター自身をタッチすると、セリフを喋るよ。
動物やモノ・楽器など特定のものをタッチすると、名前の説明の後に鳴き声やそのモノの音が出る。
ちなみにタソは ” レストラン ” のページの ” ドリンクバー ” が大好きだ。
「コポポポポ…」という飲み物を注ぐ音が出るので、何度もドリンクバーをタッチしては「はいコーヒーどうぞ」とペンを差し出してくる。(私そんなにコーヒーは飲まないんだけどな…)
さらに上の楽しみ方
クイズ
ただ押したものを喋るだけではない。もの探しゲームができるのだ。
各ページにはクイズマークが書かれていて、それをタッチすると問題が始まる。
「さぁ、問題だよ。○○はどこかな。図巻をペンでタッチしてね。」と言われる。
正解のものをタッチすると、アンパンマンやその他大勢のキャラが「すごぉ~い!!」と大げさに褒めてくれる。笑
最高3問まで連続で答えることができて、1問でも正解すると、頑張ったねと言ってくれるから達成感が得られる。
英語
ことばをスイッチで英語に切り替えると、その絵をタッチすると「Hello ” こんにちは ” のことだよ。」と、英単語のあとにちゃんと全て和訳もつけて教えてくれる。
もちろん英語モードのクイズもあるので、大人も子どもも一緒に挑戦してみよう。
ミニゲームいろいろ
その他には、楽器を鍵盤で鳴らしてみたり、記憶ゲーム(出される問題の単語が1つずつ増えていって、最初から覚えておきながら増えるごとに順番にタッチしていく)など飽きない工夫が凝らされている。
tasoringo流 お勉強の導入
このおもちゃを使って学習意欲を高められるようになればいいなぁと思って、タソと関わってみた。
最初はわからなくて当然
結構いろんなことを知っているタソだが、当たり前だけど初めて聞く言葉もたくさんある。
そんな中で ” しごと ” のページでクイズをしたとき、「タソちゃん ” かいしゃいん ” 分からない…」と言ってくることがあった。そりゃぁそんな頻繁に会社員なんて使わんしな。
親が子どものためにできること
ここで心がけているのは、子どもから質問があればキチンと答えるということ。
忙しかったり手が離せなかったりすると、つい「あとでね。」と言って放置しがち。
でもせっかくの言葉を覚えるチャンスであり、自分から尋ねてくれているのに分からないまま放っておくのは、復習や質問の習慣を身に着ける機会を奪ったり、ヤル気を失わせることになってしまう。
将来学校で勉強が始まったときには分からないことを分かるまで質問したり、もっと知りたいと貪欲になってほしいなと思っている。
なので、よほどのことでない限り勉強に関してはできるだけ答えてあげようと努めている。(ご飯を作っていて火を使っているとか以外は、手を止めて見に行くなど。)
どうしても指さして教えてあげられないときは、その場からヒントを出してあげる。
「メリーゴーランドわからない…」と聞かれたら、「お馬さんに乗ってクルクルまわる乗り物やで」など。
言葉を覚えるという目先のことも大事だけど、自分から興味をもっている間はそれを育てることも今後のために重要かもね。
褒め方の視点
覚えようという姿勢を褒める
私の場合、最初に何度かこれで遊びだしたときに「あ、お勉強するんやー偉いな。」と声をかけてみた。
するとしばらくするとタソが「今からお勉強しーよおっと♪」と自分から言いだした。そこで私も「お勉強えらいねー☆」なんて持ち上げると、一日に何度も遊ぶ回数が増えていった。
子どもの集中力なんか超短いし、すぐ次のおもちゃに目移りして遊びだす。それはそれで構わないので、回数で稼げばいいかなと。なので頻度が増えていったときには頑張っていることを素直に褒めている。(おもちゃだけど、本人は勉強しているつもりになっているし。)
過程を含め褒める
どんどん遊ぶにつれて、言葉や絵を覚えてくる。例えばキャラクターの名前やひらがなひとつにしても、何度か繰り返すとマグレでなく確実に正解しはじめる。
もちろん正解したらその都度褒めればいいし、アンパンマンも褒めてくれる。でも毎回結果だけを褒めるのも大変だし、それだけでいいのか疑問だ。
そこで私は「何回もやってきたから、そんなに覚えるようになったんやな!凄いな!」や、
「え、そんな難しい言葉も知ってるんや!」や、
「前分からんかったのにもう覚えたなー♪」など、今までの努力の結果で正解したということを認識させるような褒め方・声かけをしてみた。
そうするとタソ本人もまんざらではなさそうな得意げな笑顔を見せたり、嬉しそうに「うん~☆分かるようになってん!」なんて話している。
一緒に遊ぶ
これも家事の合間に落ち着いた時間があれば、誘われたら一緒に遊ぶ。
「ママも押してみて?」と言われたら、やってみるのだ。
本当にいろいろな絵があって、クイズでは大人でも少し達成感を味わえる。
そこでクイズで絵を探していると、横からこどもに「これこれ、ここやで」と答えを言われることがある。人にやらせといて結局自分が答えたいんかい。笑
そんなときは、 ” ママに教えてあげた ” という優越感に浸っている。こうして自尊心も育ち、プライドをもっていくんだろうね。
ここぞとばかりにまた褒め、「よぉ知ってるなぁ、またいっぱい勉強してママに教えてな」なんて言うと調子に乗ってなんぼでも ” お勉強 ” するといういいサイクルができあがったのだ。
すぐ出せるところに置いて、くつろげる場所でやる
” リビング学習 ” という言葉を聞いたことがある人もいるだろう。自分の部屋に勉強机があっても、リビングでのんびりしながら勉強するほうが逆に集中できる。
スタバでMac広げていると捗る大人みたいだね。
パパやパパの弟も実家ではリビングやダイニングで勉強していたそうで、高学歴である。
確かに私も、国家試験前にはダイニングテーブルで過去問を解いたりノートづくりをしていたなぁ。
部屋に篭らずリビングで家族とコミュニケーションをとりたいけど、宿題や勉強もちゃんとやってほしい。それなら、リビング学習がいいだろう。簡単なことなら教えてあげられるしね。
その前段階として、このことばずかんがタソにとって ” お勉強 ” なら、手軽にリビングで使えるようにしてリビング学習に慣れさせようと思った。
最初はテレビの前のこたつ机でやってたんだけど、リンゴが邪魔をしてなかなか遊べない。
だから今はダイニングテーブルで広げてさせている。
ダイニングチェアはお食事クッションがついているので、好きな時に自分で座ってリンゴにも邪魔されずに取り組んでいる。リビングというかダイニング学習だね。
おわりに
最後はなんだか、商品説明じゃなくて勉強導入法?育児法?みたいになっちゃった。
ただのおもちゃとして使ってもよし、お勉強の前段階として与えてもし。
アンパンマンが好きならそれだけで楽しんでくれるよ。ぜひどうぞ☆