少子化問題がクローズアップされつづけ、もう十何年も経つだろうか。
子どもを持つ人、持たない人、二人以上きょうだいがいる、一人っ子…
それぞれの家族のライフプランは多様化している。
うちはもともと子どもは二人くらいかなと言っており、目標は達成していた。
リンゴを産んだ後、赤ちゃんが好きなのでもうひとりくらい!と思っていたが、
仕事をしながらの育児は大変だし、お金もかかるので先のことを考えると
もう二人でいいか…と、四人家族を楽しんでいた。
そこにきて突然、コウノトリさんからルンが運ばれてきた!!!
今回は、二人目の壁は本当にあるのか、どれくらい違いがあるのか我が家の場合をまとめてみた。
※時期に応じて大変という感じ方は変化していくかもしれないので、現在進行系で追記更新していきます。※
親自身のきょうだいの人数でも印象は変わる
パパは弟が一人、私は妹が一人で、お互い二人きょうだいの家庭だった。
まさか自分が三人きょうだいの親になるなんて…
自分たちの人数より子どもの人数が上回るのは未知の世界。
もう大変なイメージしかない。やっていけるのか?
生まれる前から不安ばかりで、妊娠中はググりまくりであった。
自分が三人きょうだいで育っているなら、想像がつきやすいんだけどな…
私の友達で三人きょうだいの子は、みんな口を揃えて自分も三人子どもが欲しいと言っている。
それは自分が三人きょうだいで楽しかったからなんだって。
なので、一人っ子育ちの人が子どもを二人以上産むのも同様に未知の世界なので、
最初は初めてのことばかりで大変かもしれないね。
三人目を産んで後悔している人はいない説
前述した通り、三人目育児についてググりまくった結果、おもしろいことがわかった。
自分でブログを書いている人、ヤフー知恵袋や発言小町で回答している人共通で言えることは、
「三人目、産んで良かった。後悔したことはない。」
「この子のいない人生はもう今では考えられない。」という意見が度々出てくることだ。
先輩ママ達の心強いコメントに励まされ、どんな生活が待っているのかいろいろ考えていると、
なんだか5人の生活が楽しみになってきたのであった。
まだハイハイや歩くことができない間は、上の子達のほうが大変
我が家の場合だが、タソとリンゴお姉ちゃん達のほうが手がかかる。
乳児のルンは、生理的欲求を満たしていればご機嫌だし、
5kgちょっとの小さい体なので抱っこをしていけば簡単に運ぶことができる。
外出時も勝手に動き回ることがないので、最強の乗り物ベビーカーさえあれば
キャリーバッグを持ち歩いているだけと変わらない。
三人目ともなれば、外出中の授乳タイムやオムツ交換も多少は慣れているので、
ショッピングモールなどのお買い物は全く大変さを感じない。
むしろタソやリンゴがペチャクチャ喋りながらよそ見をして、
他のお客さんにぶつかりそうになるのを注意したり、
パパや私の服の買い物などで待っている間に暇を持て余してウロウロしだしたりとかの方が大変だ。
上の子達の幼稚園や学校がある場合は、家を出る時間や就寝時間などの時間管理が必要なので
家事やお風呂・ご飯などの生活面で発破をかける事の方が疲れる。
この点は、ルンがいてもいなくても変わらず行われることなので、3人だから〜ということとは関係がない。
もちろん手間をかける時間がもう一人増えることになったが、
物理的な世話に関してはそこまで手間取る印象はない。
初めてできた妹(弟)を可愛がる二番目は、ありがたい子守要因
長女のタソに関しては、物心がついた頃にもう下が生まれていたため、
いつも二人は一緒という感じだった。
なので妹という存在はそこまで珍しくなく、新たに赤ちゃんが加わっても、
お人形さん遊びの延長のように普通に可愛がってくれる。
もちろん末っ子ルンが大好きで、いつも匂いを嗅ぎに行ったり、
話しかけたり頭をなでたりしている。
しかし二女のリンゴは、初めてできた自分より小さい妹がよほど嬉しいのか、
保育所の先生や他のお友達のお母さんにも「リンゴちゃん本当ルンちゃんが大好きやなぁ」と言われるほど溺愛している。
生まれるまでは末っ子だったので、ヤキモチを焼いて嫉妬したり、もっとドライなのかなと思っていた。
今では片時も離れない状態で、下手したら夕方保育所から帰宅してからは
家事をしている私よりもリンゴの方が長く構ってくれているかもしれない。
先生曰く、保育所でもいつもルンの話をしているそうだ。
そのおかげでルンは、寂しくて構ってほしくて泣くことはない。
泣く時は生理的欲求アピールのみで、その他は基本的にご機嫌である。
私から子どもたちに、「ルンちゃん泣いてるから見といたって〜」とお願いしたことはなく、
自然と末っ子に集まってきて、その間は他のことに時間を割くことができる。
なので、お姉ちゃんたちがお風呂に入っていたり、ご飯を食べている時は
寂しくて泣くこともよくある。
ルンもお姉ちゃん達が大好きなようだ。
金銭面では負担が増える
小さいうちは少しだけ負担増
当たり前のことだが、養う子が一人増えるとそれだけ金銭的な負担は増える。
ましてや育休や出産に伴う退職で収入は一時的にパパだけに頼らなければならないし、
大量のオムツや授乳関係のもの(完母では母乳パット、混合・完ミではミルク・消毒液)などの、
生きていく上で必要な細かい雑費もかさんでいく。
性別が同じであれば服代はおさがりで抑えることができるが、傷んで処分してしまったり異性である場合は、
新しく買い足さなければならないため補充が必要となる。
とは言うものの、今までの育児の経験から不必要なものを知っているので最低限のものしか買わずに済むので、
“ あぁ〜コレ買ったのに全く使わなかったなぁ、もったいない “ という無駄遣いは大幅に減った。
そして一番大きな出費…日本で少子化がすすんでいる原因のひとつとして、やはり教育費にお金がかかりすぎることもある。
やっと2019年の10月から3〜5歳児の幼保保育料無償化になる。
これは本当にありがたい…!!ありがとう自民党…!!!
なんせ毎月私の給料の4分の1ほどが保育料に取られていくんだもん。
市町村により既に無償化してくれているとこともあるようで、
同じこども園に通っているのに住所によって保育料に差があるのだ。
そして2019年までに末っ子が子どもが保育所・幼稚園を卒園してしまう子の家庭は、
この恩恵を受けられないので、もう少し早くとりかかってくれたらよかったね。
我が家はあと二人乳幼児がいるので、非常に助かる。
大きくなったら負担大
小学生以降になれば、出費の負担がドンと増大する。
旅行する場合の宿泊費やテーマパークの入場料も一人分増えるし、
新幹線や飛行機などに乗る際の運賃は一人分って結構大きい。
まだそれはいいとして、塾やピアノなどの習い事や学費の負担がこれからどんどんかかっていく。
大学まで全て国公立で済むならいいけど、私大に通うことになればとんでもないことになる。
あれだけブチブチ言っていた保育料なんて可愛いもんよ。
学校を卒業し、晴れて社会人になり一安心…と思っても…!
結婚・出産・新築とライフイベントがその人数分訪れるので、お祝いにもお金をとっておかないとね。
両家の親(特に義実家)には本当に助けてもらっている。
毎日の生活はプライスレス
ルンが増えてから、家族が今まで以上に賑やかになったのは明らかだ。
もともとタソもリンゴもかなりおしゃべりで、黙っているのは寝ているときだけ。
ルンはまだ喋れなくて、腹話術みたいに好き勝手ルンの気持ちを代弁して喋って遊んでいるけど、
これからルンが喋りだしたらもっと賑やかになるんだろうなぁ。
おでかけしているときも、お姉ちゃんたちはルンにまとわりついていて、皆で楽しんでいる。
たとえ費用がかさむとしても、いろいろなところに行って思い出をたくさん作りたい。
そして何より、タソもリンゴもルンもそれぞれ全員がさらに可愛く思えるようになった。
先日母が「人生で子育て中が一番良かった。」と言っていた。
ルンのおかげで、私はこれからまだまだ育児期間を延長することができるようになったので、
試行錯誤しながら三姉妹育児を楽しんでいくぞ!!
…そのためには頑張って働かなきゃね。
★2020年5月17日 追記★
3姉妹の子育て生活になって、一年半が経過した。
この4月からはtasoringoもついに職場復帰し、
タソは小学生(今はコロナの影響で学童保育の)、
リンゴとルンはこども園で日中を過ごしている。
残念なことに。リンゴとルンは同じこども園に入ることができず、
別々のところを2件はしごして朝夕の送迎をすることになってしまった。
そりゃぁもう朝から大忙しである。
ただリンゴはもう年長さんということもあり、
教室に入ってからの朝の準備がとてもスムーズなのが救いだ。
それぞれのこども園での所要時間は各10分程度で、
私自身もこども園送迎歴は既に6年であるため、
はしご生活も今はもう慣れてどうってことはない。
最初はすごく抵抗があって、もうこの一年は絶望だ…と思っていたが、
実際に4月から始まってみて一ヶ月半たった今、最初に悲観していた程の
苦労はしていないと感じている。
日常生活以外でも、子どもたちが成長していくにつれて、
自分のことは自分でできることが増えてきているため、
末っ子ルンを皆で気にかけながら助け合って暮らしている。
食費や日常生活の消耗員・服・おもちゃ・お出かけ代などの
必要な経費はこれから徐々に増えていくだろう。
そのへんは親の私達が頑張っていくしかない。
でも皆で楽しく子育てできているので、今のところは ” 案ずるより産むが易し ” で間違いない。