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たそりんご

子持ち主婦の就活完結編~内定・託児所決定~

育児

2015
11/28

[記事公開日] 2015/11/28

子持ち主婦の就活も終盤。やはり子育て世代の就労には、まだまだ厳しい世の中だ。
一度退職して何の縛りもなくなった今、じっくりたくさんの求人を見てきたけど、やっぱり前の職場がいいなと思った。
これまでの記事をまだ見ていない方はこちらからどうぞ。
関連記事:小さい子どもがいる主婦の就職活動
関連記事:子持ち専業主婦の就活は続く

内定・託児所決定

就活シリーズはこれで三回目になりました。そんな第三回は、ついに最終回。
12月から働き出す職場とタソ&リンゴを預ける場所が決定した経緯を記録します。

A病院に断りの電話

A病院に内定をもらって保留のままにしていたが、もう前の職場に戻る決意を固めていたため断りの電話をすることにした。
人事担当の人に「せっかくいろいろこちらの要望も聞いていただいたり待っていただいたりしたんですけど、よく考えた結果今回は辞退させていただきたいと思います…スミマセン」と伝える。
「いえいえ、分かりました…よろしければ理由とかお聞かせいただけませんか?今後の参考にしたいので…」と。
年間休日が少ないのと、給料が安いと素直に回答する。
そしたら「休日に関しては、パートもあるのでそちらなら週の勤務日数も減らすことができますよー」と提案されたけど、時給が安いので丁重にお断りした。
「そうですか…こちらこそご応募ありがとうございました、またご縁がありましたらぜひよろしくお願いいたします。」と言われ、これにてA病院の辞退は完了した。

ハロワにA病院の内定辞退・B事業所の面接辞退・求人の情報提供終了依頼を電話

ハロワにもA病院に電話して断ったことと、B事業所は電話でいろいろ聞いて面接は辞退したことを報告した。
また求人をこれまでたくさん見せてもらったが、やっぱり前の職場に戻ろうと思うので求人の情報提供は一旦ストップして下さいと依頼した。
「どこに行っても、次のところでお仕事頑張って下さいね!!」的なことを言われ、ハロワでの求人探しも終了とした。

10月中旬(リンゴ11か月)2016年度の保育所申し込みが開始

今年度の中途申し込みは、今住んでいる市で申請した。
でも来年度は、もう引っ越しているので新居の市に申込用紙を取りに行くことになる。
新たに申込用紙をもらい、今はまだ住んでいないので別途必要な書類があるとのこと。それも準備する。

就労証明書

新居の市での来年度の申込に必要な就労証明書(市指定の用紙)を、もう一回パパの会社に提出し書いてもらう。
そして今度は私の分も。早急に前の職場に面接に行き、内定枠の就労証明書を提出しなければならない。

家族全員分の住民票

これも隣の市なので、世帯まるごとの住民票が必要だ。パパ・私・タソ・リンゴ全員の住民票の写しを提出する。

土地の売買・工事請負の契約書

その市に住むという確約がなければ申し込みができない。まだ家が建っていないので、家を買った時の契約書が必要だそうだ。
その後仮にめでたく保育所の審査が通ってたとしても、3月にその市に引っ越して住民票を置いていなければ残念ながら保育所に入ることはできない。

通園証明書

他の保育所・託児所を利用している証明書(市指定の用紙)を預け先に書いてもらい提出すると、またさらに優先順位が上がる。

10月中旬(リンゴ11か月)前の職場に電話

結局いろいろ見て回って落ち着いたところは、慣れてるし気が楽で、なんせ託児所がついているからすぐ働ける前の職場であった。
早速iPhoneの連絡帳に登録している前の職場に電話した。前に職員として働いていた者で、パートで戻りたい旨を電話交換の受付の人に伝える。
少し保留で待っていたら、繋げられた先はいきなり看護部長だった…
その看護部長は、私が退職するときは副看護部長だった。前看護部長が定年退職したため昇進したのだ。
「tasoringoさん、奈良行ったんじゃなかったっけ?」ちょっと情報が間違っている…
子どもが2人だと夜勤が厳しいから産前に一旦退職したが、下の子が1歳になるのを機にパートで日勤だけで戻りたいと話した。
看護部長「何時から何時まで働こうと思ってくれてんの?」
tasoringo「8:30~17:00の日勤帯フルです。」
看護部長「週何日で考えてんの?」
tasoringo「4日ぐらいです。」
看護部長「子どもはもう預け先決まってんの?」
tasoringo「ここの託児所に入れたら預けようと思っています。空きありますか?」
看護部長「空きはあるけど、利用できるのは週5やで。」

ガーーーーーーーーーン!!!!!

tasoringo「じゃ、じゃぁ週5にします…4月になったら市の保育所に預けるので、4月から週4にしてもいいですか?」
看護部長「できたら4月からもいけそうやったら週5のままの方がありがたいんやけどな。」
tasoringo「やってみて続けられそうなら…」
看護部長「とりあえず面接はせなあかんねやわ、履歴書と看護師免許のコピーを送ってもらえる?届き次第面接の日連絡するわ。」
tasoringo「わかりました。」
看護部長「じゃあお願いします。」
tasoringo「よろしくお願いします。失礼します。」

………。
週5…仕方ないか…預けるためなら…
そして電話が終始タメ口だった…

10月下旬(リンゴ11か月)前の職場の面接

電話した翌日に履歴書を郵送した。ポストに入れて帰り道に、履歴書に日付を記入し忘れたことを思い出した。
念のため出す直前に書き足そうと思っていたのがいけなかった。
でもまぁいっか。
数日後、看護部長から電話があった。
看護部長「この度はご応募ありがとうございます。履歴書届きました。面接の日なんですけど、来週の○日の×時でもいけますか?」
tasoringo「はい、いけます。」
看護部長「そしたら看護部長室に直接来てくれますか?場所分かるよね?」
tasoringo「はい。」
看護部長「ではよろしくお願いします。」
tasoringo「よろしくお願いします。」
前回よりはちょっと丁寧になっていた。何でや。

平日の午前中なのでパパに有休をとってもらい、子どもらをみてもらうことに。

10月末(リンゴ11か月)前の職場 パート内定

パパの車で職場まで送ってもらい、パパとタソとリンゴは近くのショッピングセンターなどで時間を潰し、面接が終わったらそのままお昼ごはんを食べに行くことにした。

約束の時間に看護部へ行くと、師長達がたくさんいて午前中の各部署の報告を看護部長に申し送りしているところであった。
スーツできちんと化粧もして行ったので、いつも白衣でスッピンでしか会ったことのない面識のない師長達は、あまり私に気づかなかった。
新卒からいた部署で、3年目のときに異動してきた師長なんか一瞬私に「コンニチハ」なんてヨソ行きの会釈をしてきた。
そして私もニヤけながら会釈を返したら、二度見して「…えっ!!?!」と目を見開き、ようやく気付いた。
看護部長はその師長に「もうええからええから!」と戻るよう促し、「ちょっと座って待ってて」と言い、数分後に看護部長室に戻ってきた。
ドアを閉めて面接開始。
履歴書を見ながら簡単にもう一度退職から復職に至る経緯を説明した。
看護部長「そういや助産師になりたい言うてたのはどうなったん?」
tasoringo「子育てが少し落ち着いたらまた受験しようと思っています。」
看護部長「そしたら希望は前の(産婦人科がある)X病棟がいい?」
tasoringo「できれば…」
看護部長「一応そこも考えてるんやけど、今外来が人足りてないねんなぁ。これから抜ける予定も一番多いし。それかY病棟か…」
tasoringo「でも今すぐ受験するわけじゃないし、いずれそこに行かせてくれるなら別に外来でもいいですよ。」
看護部長「じゃあ外来にしてもらおっかな。」

ここで私はちょっと気になることを聞いてみた。

tasoringo「ちなみに、今から働こうと思ってるのにこんなこと聞くのどうかと思うんですけど、もし3人目産もうと思ったら育休ってパートでも取れるんですか?」
看護部長「ううん、一旦退職やで。半年契約やねん。
3人目考えてるん?少子化のこのご時世、頑張るなぁ。でもすぐ辞めんといてな、1年か2年は頑張ってな。」
tasoringo「お金も稼ぎたいし、そんなすぐではないですし、どうかも分からないですけどね。
ちょっと考えてるだけなので一応聞いとこうと思って。」

これ、慣れいてある程度人間関係があって、絶対採用されると分かっている前の職場だからできる話。
初対面の新しい職場の面接では、辞める前提と捉えかねないこんな質問なんて絶対できないね。笑
こんなこと聞く応募者、私なら100%不採用だわ。

そして外来の師長が看護部長室にPHSで呼び出され、挨拶する。
看護部長から簡単に私の経歴を紹介される。
そして12月の休み希望(リンゴの卵アレルギーの外来受診日)を伝え、面接終了。
次に事務の職員がPHSで召喚され、事務手続きの話に入る。
同時に職場の託児所の利用申し込み用紙を貰い、事務の話も終了。
そのまま白衣の採寸へ。終わったら更衣室のロッカーの鍵を受け取り、全て終了。

その間、面接の時間10分・事務の話10分・白衣の採寸10分。

あっけない。拍子抜けだ。私の就職活動はこんなにもあっけなく幕を閉じるのか。
面接日に採寸も済ませロッカーのカギまで貰うなんて。
この日を境に ” 前の職場 ” ではなく、再び ” うちの職場 ” に正式に返り咲いた。

病院から直接パパと子どもたちが待っている場所に行って合流し、一緒にランチを食べに行きました。

11月上旬(リンゴ11か月) 託児所に面談

職場に併設している託児所は、引っ越しで有名な「0123」のアート引っ越しセンターの関連グループが運営している ” アートチャイルドケア ” だ。
全国規模で託児所を展開している大きな組織で、うちの職場の託児所に配属されているスタッフは全員保育士や幼児教諭の免許を持っている。
タソの育休明けに利用したとき壁新聞が貼ってあって、顔写真と自己紹介と所有免許が書かれていた。
とても安心して子どもを預けることができる。
タソがインフルエンザで利用した病児保育も、いつもみてくれているここの保育士がつきっきりで担当してくれた。
さぁめでたく採用されたので、託児所の利用申込書を職場の事務経由で提出。
数日して事務から電話があり、託児所に連絡して面談に入ってきてくださいと指示があった。
託児所に電話し日程を決めて、タソとリンゴを連れて園長さんと面談した。
子どもたちのお家での様子やリンゴのアレルギーのことを話し、託児所の詳しい説明などを入園の手引きの冊子をもとに聞いた。
そして問診票やいろいろな同意書などを受け取り、次回登園時に提出することになった。
最後に ” 慣らし保育 ” の日程・時間を決めて面談は終了した。

慣らし保育って?

初めて保育所や託児所を利用する際、いきなり新しい環境におくと子どもが順応できない可能性がある。
まずは親がすぐに対応できるように、仕事が始まる前の数日間お試しで何時間か預けてみることを慣らし保育という。
ママのいないところで知らない大人や子どもたちと過ごすのは、最初はとてもエネルギーがいる。
入所して早速フルタイムで長時間預けるのは、子どもも保育士も大変だ。慣らし保育はその予行練習である。

11月下旬(リンゴ1歳0か月)慣らし保育

ついにワーキングマザー復帰が目前に迫ってきた。慣らし保育は11月27日と30日の二日間を予定している。
とりあえずお昼ごはん(持参したお弁当)を食べ終わり、お昼寝が始まる直前ぐらいにお迎えに行くことになった。

タソの様子

タソは、まるまる1年間保育所に通っていた経験がある。しかも最初の2か月は、市の保育所の空き待ち中にこの託児所を過去に利用していた。
まぁ本人は忘れているだろうけど、先生方は「すごい大きくなったなぁ~!!!」なんて
出迎えてくれた。なんせ2年も前で、丁度今のリンゴぐらい小さい頃だもんね。
着いていきなり「あのブロックで遊ぶ!」と、いつも行っていた親子広場のノリで遊びだした。
そして「いってらっしゃーい。また迎えに来てねー。」と見送ってくれた。
初めて保育所に預けたときは、何か月も朝泣いていたのに。成長したもんだ。
1歳半過ぎるぐらいまでは泣いていたような気がする。
なんせそれまでは平日の日中ずっとママと二人きりだったもんね。親子広場の存在も知らなかったし。
昼に迎えに行くと「ママ遅かったなぁー。ごめんごめんって言うて?」て言われた。笑
半日なのに。これからもっと遅くなるぞ。
そして昼寝しようとしている子どもたちの布団の周りをバタバタ走り回り、なかなか捕まえられないし帰ろうとしない…迷惑だから静かにしてください。
預ける前「リンゴ保育所初めてやから、泣いてたらヨシヨシしたってな。」とお願いしていたら、先生曰く時々リンゴを気にかけて構いに行ってくれていたらしい。
さすがお姉ちゃん、優しいし頼もしいぜ!!

リンゴの様子

リンゴは人生初の保育所。意外や意外、上着を脱がして私が着替えをBOXに詰めていると、勝手に好きなところにハイハイしていった。
時々詰めたオムツをひっぱりだし邪魔しにきて遊んでいたが、またどこかへ行っておともだちと並んでつかまり立ちをしていた。
その隙に行ってきまーすしてきた。
出て行ってからも泣くことはなかったらしい。
お歌の時間になり音楽がなると、リズムに乗って揺れていたそうだ。笑
そして昼前に少しぐずって、先生に抱っこ・トントンされているとすぐに眠り20分程してスッキリし、お昼ごはんを食べたそうだ。
産後の市の助産師訪問で教えてもらった親子広場に通っていたから、こういう雰囲気に慣れていたのかな?
生後2か月から親子広場に通っていて、ハイハイができるようになってからは着いた瞬間から自由に動き回り、おもちゃで遊んだりよその親子やママのところに絡みに行ったりしていた。
そして心強いのがタソの存在。規模の大きい保育所とは違ってどの月齢の子どもも一緒の部屋にいるから、姉妹で預けると一緒の空間に居ることになる。
長女のタソには昔寂しい思いをさせちゃった。下の子ってそういう面では得だね。
迎えに行った瞬間、甘えたウソ泣きのような「エヘエヘー、ヘェーン」みたいな声を出して駆け寄ってきて、膝の上に乗り抱きついてきた。
そして嬉しそうに足をバタバタさせ喜んでいた。

就活の振り返り

こうして3か月を振り返ってみると、なかなか忙しかった。
合間に予防接種などもいれながら、面接で子どもたちをみてもらえる日を合わせて相手方とスケジュールを調整していき…
同時に保育所の申込や書類集めも並行して行う。

家計に余裕があり、気休めに働こうかなぁという軽いノリで考えている人は、自分と子どものペースでのんびり就活していってください。
納得のいく、いい条件のところに出会えるまで粘るのもアリ。すぐに仕事を決めなくてもいいなら妥協はしないようにね。
家庭・育児と仕事の両立は本当に大変だから、気負わず続けられそうなとこを見つけよう。

今から働こうと考えているママさん達、思い立ったらすぐ行動しよう!!
私余裕をもって結構早くに動き始めたつもりだけど、1歳前に決まるかと思ったら実際は結局1歳カツカツだったよ。
気に入る条件の職場がうまく見つからなかったり、不採用が続いていたら就労開始日はどんどん遅くなっていただろう。
そしてたまたま職場に託児所があったからすぐに働けたけど、まず保育所に入れなかったら何にも始まらない。
そして今子どもを産んだばかりの人や産前で退職した人で、近い将来に働きに出ようと考えていてる方。今から情報収集だけは始めておいて損はないよ。
子どものことでそれどころじゃないって時はしばらく忘れていてもいいけど、少し落ち着いてからぼちぼち自分の地域の保育所のことや、求人に目を通すなどから始めていこう。
一から調べるのも時間がかかるものである。
さぁそろそろ就活しよう!と決意したときに、すぐ行動にうつすことができるよ。
頑張ってね!!

いよいよワーキングマザー秒読み開始

実際に働いてみて、今後どうなっていくんだろうね。
またレポートするので参考にしていただければなと思います。
今後の方針としては、私が体験したことを比較してみる予定。

正職員と非正規雇用(パート)のメリット・デメリットや、子どもが一人の時と二人に増えてからの違いなどが分かるはず。
専業主婦も経験したし、全ての立場で様々な視点から一通りは書けるようになるだろう。
さーて、張り切って働いて来ようっと!!!

子持ちの就活記録シリーズ

プロローグ:ワーキングマザー復活の準備
第一回:小さい子どもがいる主婦の就職活動
第二回:子持ち専業主婦の就活は続く