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たそりんご

浮き輪じゃない浮き具 コールマン Coleman パドルジャンパー

育児

2015
8/10

[記事公開日] 2015/08/10
[最終更新日] 2017/07/08

おうちの小さなビニールプールも手軽でいいけど、やっぱり大きなプールは別もの!!
でもプールデビューしたての幼児は、もちろん泳げない。
プール・海で泳ぐなら真っ先に浮き輪を思い浮かべるよね。
でも、こんな安全で泳ぎやすい道具があるなんて知ってた?

” コールマン Coleman パドルジャンパー STEARNS(スターンズ) オレンジフラワー ”

面白い形をしているけど、立派な浮き具。
タソは2歳11か月で生まれて初めて大きなプールに行ったので、当たり前だが全く泳げない。
そのため必ず浮き輪を買わなければいけなかった。
でも浮き輪って、普通のドーナツ型のものから赤ちゃんの歩行器のように足を突っ込むやつもある。
どれにしようかいろいろ悩んでいるそんな中で出会ったのがこれ。フローティングベストっていうんだって。
早速装着してプールデビューしたら、身長ほどの水深でなんとプカプカ楽しそうに浮いているではないか!
ここからは、普通の浮き輪と比較してパドルジャンパーがどんなものか説明していくよ。

両手が自由に使えて、一度着けると簡単に脱げる心配がない

ご存知の通り、浮き輪は輪投げみたいに真ん中の穴に胴体をスポッと通して使う。
その構造上、仕方ないことだけど…浮き輪にずっとしがみ付いて掴んでおかないと、体がまっすぐになってしまったら穴から抜け落ちてしまう。
でもこのパドルジャンパーは、背中でベルトとバックルで体にしっかり装着するので、しがみつく必要がなく両手が自由に使えるのだ。
胴回りを正しいサイズに調節すればそう簡単に脱げることはない。
子どもが小さいうちは特に、浮き輪を持って行かず勝手にそのままドボン!と溺れる心配がある。でもパドルジャンパーは着たままでいてくれれば、忘れてドボンは防げる。

空気を入れなくていい・穴が空いて使えなくなる心配がない

浮き輪は空気を入れて膨らませて使うもの。口で息を吹き込むにしろ、空気入れをプシュプシュ踏んで空気を送り込むにしろ、汗だく必須。
プール現地の自動空気入れは長蛇の列。
でもこのパドルジャンパーは、浮力材として発砲ポリエチレンが使われている。
これはライフジャケット(救命胴衣)と同じ素材なんだって。
既に形が出来上がっているのでこれ以上コンパクトになることはないけど、あの労力から解放される。
そして浮き輪は穴が空いたら致命傷。気づけばペシャンコになり、穴をふさいだとしてもまたどこかに穴が空けば使い物にならない。
これは多少は浮力体に針などが刺さったとしても、即ゴミ箱行きという事態は避けられる。
まぁ長年使うともちろん劣化するけど、浮き輪よりは丈夫だ。

顔が水面に出る設計

浮き輪はもちろん常に顔が輪っかより上に出ている。水面から出ている面積は、パドルジャンパーと比べると浮き輪のほうが勝ち。
でもパドルジャンパーにもメリットがある。ずっと掴んでいる必要がなく、体に力を入れずに頭を後ろに傾けた状態だと浮かびやすいようで、背面泳ぎがしやすい。この基本のポジションがとることができれば、疲れてもリラックスして休憩できるよ。
2歳11か月のタソが装着したら、アゴから首あたりで水面から顔がでていた。
今後もう少し慣れたら、立ち泳ぎ風の感覚を覚えてしっかり顔を出すことができるはず。
浮き輪はどうしても道具に乗っている感・頼っている感が大きく、あまり泳いでいる感じはしない。
パドルジャンパーは一心同体であり、初めからドボンと浸かっているので泳げている感を得やすい。” 手を離してしまって落ちたらどうしよう ” と過剰な恐怖に怯えなくてすむ。幼稚園の水泳の授業で使っているところもあるぐらいだ。

人の邪魔にならない

浮き輪は、空気を入れなければコンパクトである。でも一度入れてしまったら、自分の半径数十センチは近寄れず人にぶつかってしまう。
プールサイドで休憩している間も場所をとるし、ババ混みで人と人との間隔が狭くなると思うように進めない。
パドルジャンパーは、胸回りと腕が少しゴツくなるだけなので、コースのようなプールでも大丈夫。浮き輪の使用禁止のところでも、装着していてもいいという場合もあるようだ。

仕様

対象年齢

3~6歳

体重

約14~23kg

浮力

約3.4kg

備考

大人でも浮力が約3.2~5.5kgあれば浮かぶことができるが、日本では小型船舶の法定備品としては使えないそうだ。(大人7.5kg、子ども5kgは最低必要と定められているため)

装着方法

注意事項が書いてある場所を胸にあてる

パドルジャンパー表裏
お花の絵がプリントされている方が表・前面で、注意事項が書かれてある場所が裏・背面。
注意書きと向き合うように胸にあてよう。

アームホールに両腕を入れよう

パドルジャンパー着け方
しっかりと奥まで腕を突っ込んでね。
よく腕だけのやつとか見かけるよね。これは胸の部分にも浮力体が付いていて、しかもアームホールとひっついているから浮き輪のように腕から抜けることがない。

背中でバックルを留めよう

パドルジャンパー装着
背中のベルトを調節して、体にフィットするようにしてね。ブカブカだと脱げて本来の機能が果たせないよ。
カチッとしっかりバックルをはめて準備完了。
※前と後を逆につけると、うつ伏せで浮きやすくなって危険!!
着け間違い防止のため、バックベルトの先についている図付きタグは切り取らないでね※

タソ初めての府営プールで使ってみた

見た目のかわいさで、気に入ってくれた様子。
これを着けてプールに入りたいと、買った日から楽しみにしていた。
当日プールサイドで初めて装着してみた。
まだタソは対象年齢・体重スタートラインだ。バックベルトは一番きつく締めたポジションで装着した。おぉ、丁度ぴったり!
一番浅いところ・水深40cmからスタート。足は届くが、ビニールプールや家の湯舟とは比べ物にならない。温泉の大浴場の湯舟に近いかもね。
パパに両ワキを支えてもらいながら、恐る恐る漂ってみる。
今まで体験したことのない、浮かぶという感覚。ニヤニヤが止まらずとても嬉しそう。
パドルジャンパーSUMMER
少し慣れてきて、子供向けの変形大プールの中では一番深い水深1.2mでチャレンジ。もちろん足は届かない。これまたパパに両手だったり両ワキだったり、体の一部を支えてもらいながら進んだり曲がったりしていた。
常に顔が出ているので、ニコニコしているのがずっと見える。風呂のシャワーですら怖がっていたのに。笑
水面はアゴから首あたりなので、時々水が口に入ってムセていたが、パニックになったり溺れたりすることもなく安心安全に泳ぐ(?)ことができている。
しばらくするとまた慣れてきたのか、パパが触れていなくてもいけるようになっていた。
浮き輪だとズボッて穴の中に落ちて溺れないように、親も常に体を支えなければいけなくなるから大変だもんね。しまいに子どもに「もう離して」と言われかねない。(今までいけてたのに、そこで離したときに限ってドボンしたりしてね…)
昼過ぎ、初プールから帰る直前には、自分からパパやママの手や肩を掴んだり離したりしながら向きを変えてみたり、立ち泳ぎのような移動方法を身に着けるまでになった。
慎重派のタソにしたら、かなり積極的な行動である。
家に帰って寝る前に「今日はプール楽しかったなぁ」と話しかけると、「タソちゃん、泳げた~♪お水お口に入ってコンコンした~★楽しかったね~」と笑顔で返事があった。本人は泳げたと達成感を得て、満足しているようだ。水が顔にかかってもトラウマになることもなく、楽しかったんだってさ。

おわりに

一言でいうと、浮き輪じゃなくてパドルジャンパーにしてよかった。
安全かつ自由に泳げるって凄いやん!
大きくなるまでガンガン使っていこうっと。
今年はあと2回プール入る予定があるから、次はどんな感じで泳ぐのかな♪
リンゴが大きくなったら、リンゴにも絶対コレの色違いにするんだー。
あっ!それと…いくらこれが万能だからって、子どもから目を離さないでね!
商品の注意事項にも書いてあるけど、これは命を保証する救命胴衣じゃなくて、浮くのを助ける浮き輪の仲間だからね。
全く泳げない子が釣りやボート乗り・川遊びなどをするときは、安全規則に則ったライフジャケットを使ってください。

安いし、気軽に試してみてね!

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