パパが面白いおもちゃを買った。
無限の可能性を秘めている、子どもたちの面白い想像力を育てるおもちゃだというのだ。
9つのサイコロにはそれぞれ全て違う絵が描いてあって、
サイロを降って出た目の絵を使い、即興で自分の好きなようにお話を作っていくというゲームらしい。
” ローリーズストーリーキューブス ”
大人も子どもも楽しめる、その人の個性や性格も垣間見れる面白いおもちゃを紹介するよ。
対象年齢は6歳以上から。

お話に正解も不正解もない

サイコロに絵が描いてあるんだけど、これはどういう絵？という、意味深な絵もある。
絵は人によって見方が全然違うので、同じ目が出ても解釈によっては話が全く別のものになるという面白い展開が期待できる。
そしていろいろ考えながら話がうまくつながるように組み立てて進めていかなければいけないため、
大人が集まってやっても楽しめるし、頭のトレーニングにもなるよ。
これがなかなか最初は難しいが、皆真剣に聞いてくれて、特にオチが無くても笑える不思議な空気になる。

旅行の道中や宿で盛り上がれる

移動中のながーい待ち時間や、寝る前の談話の一時などに一役買ってくれる存在になる。
コンパクトで持ち運びにも邪魔にならないので、旅行のお供にうってつけだ。

早速タソとリンゴが挑戦！

リンゴ編

寝る前の数分、皆で集まってお話大会。
まずはリンゴがサイコロを振って発表〜！
2018年2月現在、リンゴはまだ3歳2ヶ月なので、そんなに幅広い話はできない。
でもリンゴなりに一生懸命がんばって絵を見たまんま（笑）のお話をしてくれた。

約1分

出た目はコチラ。

飛行機がピユーーーっと来て、お星様がキラキラと呼んで、すると鍵をカチャッとしました。
さらに、すると、虹がかかっていました。
キックにバーンとしました。
あぁ…鍵をカチャッとしました。
ほんで、鏡を見た、ミミューン（？）しました。
今度、見て、赤いといいました。
お星様がピユーーーと飛んで、あーけーめにしました。おーしーまい！

所々何回動画を聞き返しても意味が分からないところがあったけど、
本人は満足しているようなので皆で拍手喝采で楽しく終了。
※変な言葉は全部誤字ではありません

タソ編

タソは次々にセリフが湧いてくる。
でもたまに、クスリとくるような謎の独特な言い回しや単語で、大人の表現とは違うお話をしてくれた。

約5分30秒

出た目はコチラ。

ある地球から、ブンブンブンブンブンブンブンブン、山ができました。
そこへ、チクタクチクタクチクタクチクタク…このお山のてっぺんにある、これ、誰も見たことありません。
チクタクチクタクチクタクチクタク…夜になってもずっと鳴り出します。
これをゲットすると、ニッポンの良いことが、したいこと絶対に起こるのです。
ある日、タソちゃんはお寝坊。グァー…グァー…グァー…グァー…ずっと寝ています。
そして、ボクは寝ながらあの石を取りに行きます。
年寄りになって、よいしょよいしょ…うん！やっと取れました。ゲット♪
おうちに帰って、何秒も寝ました。
そして、ある恐ろしい奴がきて、ヒュ〜…こっそり煙突からシュッ！入りだしました。
「こっそりコレを盗ってやろう…」プワッ！盗みました。すぐに煙突から行きました。
「うわ無いっ！！あれ！！砂時計がない！！どうしよう！！」
ボクちゃんは急いで警察を呼びます。
「警察ですか？あの！ボクのチクチクが、なくなりましたぁ〜〜〜〜！！！」
「それは大変だね。奴らを探しましょう！」
「わかりました。あっ！！煙突に、はしごが！ココココ！ココココ！見つけたぞー！うわぁーーー！！」
盗む奴は捕まってしまいました。
そして、「はぁーよかった。」ボクちゃんは、ずっと握りしめながら寝ています。
そしてそこに、地球から山の川できました。
そして今度は山の上にサイコロがありました。
ボクちゃんは寝ながら年寄りの棒を持って、よいしょ！サイコロを持ちました。2つともギュッとしました。
ある山に、ブーン！火山がおきました。町の人達は逃げます。やぁーーーーー…！
泥棒は吹いていきます。うわーーーー！ボチャーン！火に囲まれてしまって、死んでしまいました。
川から川へと火山は分化していきます。
そしてボクちゃんは、地球のダイヤを取りに行きました。山がばっかりあります。
年寄りの棒をまた持って、シュート！地球を持ちました。
このダイヤを持って、「さぁ良いことを起こしましょ〜う！」
ボクちゃんは、「甘い夢を見たいな。おいしぃー♪おいしい、これは甘い。甘い甘い、これおかわりしよーう！あぁ甘ぁい。」
そして川、この川をゲットするとニッポンでやりたいことができるはず。
ボクは棒を持っていった。ほいしょ。ボクは、なんでも取れた。だから日本一になるよ。
これを持ったらもう大丈夫だ。そしていびきをかきにきました。
モヤモヤモヤモヤ。火は男のところへ、悪いことをしたからいつまでも巻いてます。
モヤモヤモヤモヤ。「きゃーたすけてー、遅れちゃう。」モワン。とうとう死んでしまいました。
そして、山もゲットできました。
ボクちゃんは山をゲットして、これで安心で眠れるだろうと思って、泥棒はいつまでも警察に捕まって、
火に燃やされていましたとさ。
そして、死にましたとさ。よーかーったーでーすーね。

最後凄いオチ。年寄りの棒って、杖のことかな。どんな言い回しよ。笑
即興って難しい。普段は普通に話せていても、接続後などが変になっちゃっている。
やはりカオスな内容でした。

種類が豊富

いろんな種類のジャンルのサイコロが発売されていて、
それぞれを混ぜて使ってみるとスパイスのような役割を果たす。
刺激的な面白い話が生まれるかも！？

オリジナル/Original

一番基本のセットだ。パパはコレを買った。
9つのサイコロに全て違う絵が描いてある。
最初は手始めに、3つなど少ない数から始めるのもアリだ。
徐々に数を増やし、最後には全てのキューブで壮大な物語をつくっていこう。

マックス/MAX

オリジナルと同じ内容のキューブだが、1辺の大きさが大きい。
オリジナルが1.8cmなのに対し、マックスは3cmだ。
手先がうまく動かせない人や、小さな子どもで誤飲を防ぐ目的で大きいのが必要な方はコッチをどうぞ。

アクション/Action

名前の通り、動きにまつわる絵が描かれている。
最もよく使われる動詞をもとに選び抜かれた絵なので、物語に躍動感がプラスされるかも。
「ぴょんぴょん」「ブンブン」など、まだ語彙力が少ない小さい子も見たままを伝えられるので、考えやすいね。

ボヤージュ/Voyages（冒険）

オリジナルに飽きたら、もっと広大なスケールの物語を想像できる冒険のキューブはいかが？
世界にまつわる絵や、冒険で役に立つものなどが描かれている。
非日常的な物語の話を作りやすいセットだね。

クルーズ/Clues（推理）

このサイコロは3つセットだ。
サスペンスやミステリーものでよく見かける、犯罪のニオイがする怪しい絵が描かれている。
ちょっと大人向けだね。
他のキューブに混ぜて使おう。

エンチャンテッド/Enchanted（魔法）

このサイコロも3つ。
魔法にまつわるお話によく出てくる小道具や状態など、ファンタジーな世界が見えてくるような絵が描かれている。
女の子が喜びそうだね。

プレヒストリア/Prehistoria（古代）

このキューブも3つだけ。
サイコロの絵柄は、名前にもあるように古代からある絵柄が揃っている。
古代生物や化石、自然の情景など…
男の子が好きそうな、冒険にも相性が良さそうなキューブだ。

ムーミン/MOOMIN

tasoringoイチオシのかわいいキューブ！！
ムーミン谷の登場人物や日常に出てくる生活用品・建物など、
ムーミン好きでもそうでなくても楽しめる9つのサイコロセット。
子どもたちはムーミンの話がわからなくても、適当に話を作れるので、登場人物の名前を教えてあげるだけで楽しめるはず。
他のキューブに混ぜて、突然ニョロニョロが！など、面白いことになるかも？
これは普通にコレクションとして欲しい！！

インターギャラクティック/intergalactic（銀河）

このキューブは3つセットで、宇宙や銀河に関する絵が描かれている。
宇宙人が作ったもの？未来のもの？これはどういう絵なんだろう…というような、想像力を刺激する面白い絵がたくさんあるよ。

メディック/medic（病気）

病気に関する絵が描かれている3つのサイコロセット。
tasoringoの本業のお話だ…笑
子どもたちはどんなお話を作るのかな？
エグい悲惨な病気の話？奇跡の治療で最後は完治するハッピーエンド？
これはこれで無限に話が尽きないだろう。

スコア/score（スポーツ）

スポーツに関する絵が描かれている、コレも3つセットのサイコロだ。
コレだけではそのスポーツだけに話が限定されてしまうので、やはり他のキューブと混ぜて使って、
うまいことつなげてほしいものだ。

最後に

子どもたちは話を考えるのがなかなか楽しいようで、寝る前の絵本と同様に
このローリーズキューブを持ってくるようになった。
もともとおままごとやごっこ遊びなど、想像の世界で遊んでいるので、こういうのは好きなんだろうね。
皆で他の人の頭の中を覗いてみてはいかがかな？
もの凄いベストセラー小説並の物語が生まれるかも！？